いまならコレを狙え! ボディタイプ別オススメランキング 軽自動車スーパーハイト系 ランキング ベスト3

車の乗り換えや購入を検討している方で、車種選びにお悩み中の方へ。
コリズム編集長で車評論家の大岡氏に、この夏おすすめの軽自動車を聞きました。

  • RANKING BEST 1ダイハツ タント

    ダイハツ タント

    Bピラーレスのミラクルオープンドアの解放感や、使い勝手は非常によい。子育て層だけでなく、高齢者も乗り降りしやすく、すべての年齢層にも勧められる。
    歩行者を見つけて自動ブレーキを作動させるスマートアシストIIは軽唯一の装備だ。

  • RANKING BEST 2ダイハツ ウェイク

    ダイハツ ウェイク

    あまりに背が高く、少々走行安定性に不安はあるものの、遊び心あふれるデザインは高く評価できる。収納などの使い勝手もピカイチで、趣味に合わせて多彩に使い分けられるのもよい。

  • RANKING BEST 3スズキ スペーシア

    スズキ スペーシア

    デザインは地味といえば地味だが、燃費はナンバー1。車体の軽量化技術もライバルを圧倒。これといった分かりやすくユニークな装備はないものの、クルマとしての基本性能に優れている。

オススメランキングの3台を比較

燃費・経済性
  • タント

    燃費性能は、28.0㎞/Lとスペーシアには及ばないものの、ボディの一部を樹脂とするなど軽量化するなどで低燃費化している。ユニークなミラクルオープンドアをもつため、価格はやや高めだ。

  • ウェイク

    背が高く大きくなるということは、重くなるということ。そのため、このクラスでは珍しく1,000㎏を超えてくる。当然、燃費もそれほどよくならず25.4㎞/L。重いと自然吸気エンジンでは、少々動力性能に物足りなさを感じるためおすすめはターボ車。燃費は23.8㎞/Lとなり、価格は10万円ほどアップするが満足度は高い。

  • スペーシア

    クラストップの燃費29.0㎞/Lを達成。ボディも最も軽く800㎏台だ。車両価格も安く燃費も良い。燃費・経済性では、最も優れていると言え通勤や送り迎えなど実用性を重視するならスペーシアだ。

装備・使い勝手
  • タント

    このクラスで唯一、カメラを使った自動ブレーキが用意されている。カメラが歩行者を見分け、もしもの時には自動ブレーキが作動する。より高い安全性を求めるのならタント。また、ミラクルオープンドアの解放感と使い勝手は格別。助手席のロングスライドを使えば、ベビーカーをたたまず収納できるほどのスペースが出現する。

  • ウェイク

    顧客の色々な趣味に対応するため、シートアレンジや収納はとにかく工夫されている。シート表皮には撥水加工が施され、リヤシートのラゲッジ側は防水加工されているので、濡れた荷物の気にせず使える。
    また、床下には90Lのラゲッジアンダーボックもあり、収納には困ることが無いくらいだ。

  • スペーシア

    ルーフから、ティッシュボックスが入る収納スペースがあり、27インチの自転車も積載可能など、収納面ではとくに不満がない。
    不満は無いが、ライバルと比べてユニークな部分も無い。クラストップレベルの低いステップ高は、子供や高齢者の乗り降りがしやすい。

走行性能
  • タント

    ミラクルオープンドアや背高ボディのため、車重が重いので、自然吸気エンジンでは急な坂道や高速道路の合流では少し非力に感じるかもしれない。その場合は、ターボ車を選択するといい。背が高いので、高速道路などでの横風には弱い。

  • ウェイク

    このクラストップの全高ということもあり、車重もトップレベルで重い。そのため、自然吸気エンジンではやや非力。遊びに使うクルマなので、遠くに行く機会が多いことを考えると、ターボ車を中心に選びたい。背が高いため、もしもの横転に備えフットワークはややカタ目の設定。そのため、キビキビとした走りも魅力だ。

  • スペーシア

    このクラスでは、スズキの軽量化技術により最も軽く仕上がっているのがスペーシア。車重が軽いことと、ワイドなギヤ比をもつ副変速機付きCVTのおかげで、自然吸気エンジンでも、意外なほど元気よく走る。ただ、背が高く軽いので、他のモデルと同様に横風には弱い。

デザイン
  • タント

    タント

    子育て中の女性をターゲットにしているため、標準車は柔らかさのある優しいデザイン。カスタムは男性向けとし、メッキのグリルやLEDを駆使し、とにかく迫力感とギラギラ感を出したフェイスになっていて、もはや別のクルマといった印象。

  • ウェイク

    ウェイク

    ウェイクにはカスタムモデルはなく、デザインは1つ。より背の高さを生かすような、とにかく四角く見えるデザインが採用されている。全体的に遊び心のあるデザインが採用されていて、なんだか愛嬌もあり愛されるスタイルが魅力だ。

  • スペーシア

    スペーシア

    嫌味のないスッキリとしたスタイルが特徴。個性派揃いのこのクラスでは、ややユニークさに欠けるともいえる。カスタム系は、ややスポーティな印象。タントのカスタムほど派手さは無いものの、幅の広い年齢層にも受け入れられやすいデザインだ。

新車値引き交渉術

もはや最も人気のクラスと言えるスーパーハイト系。値引きの引き出し方は、人気ナンバー1のタントを必ず競合車として入れること。人気ナンバー1に負けじと、当然、値引き幅は大きくなる。
今回は、ベスト3にN-BOXを入れていないが、N-BOXも競合車として入れたい1台。軽自動車で着実に販売台数を伸ばしているホンダの存在は、スズキとダイハツの値引き額幅を広げるためにも必要だ。

このクラスの場合、贅沢なオプションやターボ車を選択すると、価格が170万円台に入る車種が多い。この価格帯は、コンパクトカーの上級グレード並み。もう少し予算があれば、ハイブリッドも視野に入るほどだ。
そのため、あえて軽自動車だけが選択肢ではないということをアピールするために、フィットやヴィッツ、デミオなども競合車として入れてみるといいだろう。

とにかく、安く買いたいというのであれば、未使用車を選ぶといい。未使用車は、一旦登録されたとはいえ、コンディションはほぼ新車と同等。好みの車種や色、グレードが見つかったなら、価格という面ではお買い得だ。新車の限界値引き以上、安い価格になっている場合がほとんどだ。

その他のボディタイプ別オススメランキング

  • 軽自動車ハイト

    燃費、小回り、街で乗るならやはり便利な軽。

  • ミニバン

    広くて便利、ファミリーカーの代名詞。

  • コンパクトカー

    無難に選びたいなら、おいしいとこ取りのコレ!

  • SUV

    デザインと走りを重視する人へ。

クルマ評論家 CORISM代表 大岡智彦 氏
クルマ評論家 CORISM代表
大岡智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員

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