ダイハツは、全高を高くしたスーパーハイト系軽自動車 「ダイハツ ウェイク」 の発売を開始した。
ダイハツ ウェイクの最大の特徴は、1,835mmという圧倒的に高い全高だ。ダイハツのスーパーハイト系であるタントの全高が1,750mmなので、85mmも高くなっている。
ただし、全高の高いクルマは百害あって一利なしといった状態。まず、幅の狭い全幅のまま全高を高くすると、とにかく重心が高くなりクルマがフラフラする。強い横風を受けると、まっすぐ走らなくなる傾向が強まる。また、カーブでも安定感に欠け、衝突回避時のように急ハンドルを繰り返すと横転の可能性も高まる。
それだけでなく、車重が重くなることにより燃費は悪化。車重が重くなると、衝突時のエネルギーも増えるため、ボディをさらに強化するため、さらに重くなる。また、全高が高いことにより、空気抵抗も増え、さらに燃費が悪くなるのだ。軽自動車に限ったことではないが、多くのミニバンの開発は、こうした部分をどうやって解決していくのかが、最大の技術開発となている。
そのため、ウェイクも重心を下げる設計がなされている。ルーフパネルなどの板厚最適化や、タントでも採用された外板パーツを樹脂化だ。重心より上の部品を軽量化し、タントと比較して、全高85mmもアップしたのに、重心高は約10mmアップに抑えた。
重心を抑えたとはいえ、10mmもアップしていることには変わりない。そこで、フロントアブソーバーロッドやリヤアブソーバーのサイズアップなどによる高剛性化を行い、安定性を向上。さらにウレタンバンプスプリングの採用やスタビライザーの標準装備により、コーナリング時のクルマの傾きを抑制し、操縦安定性と乗り心地両立した。また、フラフラしない走りを実現するために、トヨタ車が最近よく使う直進安定性を高める空力フィンの採用した。
ウェイクは、こうした車両の安定化技術により、1,835mmという全高を成立させた。その結果、室内高は軽自動車トップとなる1,455mmを達成し、大人4人がゆったりと乗車できるだけでなく、高い積載性や利便性を得ることができるようになった。また、単純に便利ということだけではなく、地上からドア開口高までを1,700㎜とすることで、お年寄りなどが腰を曲げずに、ラクな姿勢で乗り込むことができる。これは、多くの人に優しいクルマということでもある。
もちろん、ただ上方に広いスペースをもつというだけではなく、多くのアイデアを凝縮。ラゲージスペースにはアンダートランクを設定。約90Lの大容量ラゲージアンダートランクには、2Lペットボトルが24本積載でき、高い室内高と合わせれば、ゴルフバッグなどが立てて積めるほど。リヤシートを畳むことなく、長尺物を積載することもできる。
搭載エンジンは、自然吸気エンジンとターボの2タイプが用意された。52ps&60Nmが自然吸気エンジンで、ターボは64ps&92Nmと、出力はタントと同じ。燃費は自然吸気エンジンが25.4㎞/L、ターボが23.8㎞/Lとなっていて、全高アップや車重増により、燃費はタントより劣る。
安全装備では、横滑り防止装置(VSC)が全車に標準装備された。いずれ軽自動車も法的に標準装備化が義務付けられるので、それを先取りした形となってはいるが、やはり横転の危険性を回避するには、横滑り防止装置の機能は外せないという理由もある。グレード別に低速域の自動ブレーキスマートアシストも用意されている。今の時代、スマートアシスト装備車を選ぶのが必須ともいえる。
ダイハツもターボを勧めている。GとXグレードの装備は充実。自然吸気エンジンのLグレードはシンプルな設定。Dグレードは、広告などで価格訴求するグレードのようで、ほとんど何も付いていないグレードになるので、このグレードはお勧めできない。
また、最上級グレードのGになるとXに対して9万円ほどアップするが、スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)、スーパークリーンエアフィルター、革巻きステアリング、右側パワースライドドア、15インチアルミホイールなどが装備され、価格アップ分よりややお買い得といった印象。このG SAになると、価格は1,749,600円とかなり高価。どうしても軽自動車でなくてはならないという人以外は、ひとクラス上のハイブリッド コンパクトカー やクリーンディーゼル 車が買えるほどの価格帯になるので、軽自動車以外も選択肢に入れて検討するといいだろう。
ダイハツ ウェイクの最大の特徴は、1,835mmという圧倒的に高い全高だ。ダイハツのスーパーハイト系であるタントの全高が1,750mmなので、85mmも高くなっている。
‖全高を高くすると、フラフラ走行、燃費も悪化、まさかの横転も!?そうしたリスクを超えたテクノロジーとは?
軽自動車は、すでに全幅と全長は規制ギリギリ。スペースを追求すると、残されたスぺースは全高しか残されていない状況だった。そうしたこともあり、タントなどのスーパーハイト系が開発された。その後、各メーカーの全高争いは続き、最近ではホンダNボックスが全高1,780mmを発表、自転車が積めるなどの高い積載性もあり大ヒットした。このように背が高い軽自動車が売れていく傾向が明確になったことに加え、東京モーターショー登場したコンセプトカー「デカデカ」が話題となり、ウェイクの開発が加速していく。ただし、全高の高いクルマは百害あって一利なしといった状態。まず、幅の狭い全幅のまま全高を高くすると、とにかく重心が高くなりクルマがフラフラする。強い横風を受けると、まっすぐ走らなくなる傾向が強まる。また、カーブでも安定感に欠け、衝突回避時のように急ハンドルを繰り返すと横転の可能性も高まる。
それだけでなく、車重が重くなることにより燃費は悪化。車重が重くなると、衝突時のエネルギーも増えるため、ボディをさらに強化するため、さらに重くなる。また、全高が高いことにより、空気抵抗も増え、さらに燃費が悪くなるのだ。軽自動車に限ったことではないが、多くのミニバンの開発は、こうした部分をどうやって解決していくのかが、最大の技術開発となている。
そのため、ウェイクも重心を下げる設計がなされている。ルーフパネルなどの板厚最適化や、タントでも採用された外板パーツを樹脂化だ。重心より上の部品を軽量化し、タントと比較して、全高85mmもアップしたのに、重心高は約10mmアップに抑えた。
重心を抑えたとはいえ、10mmもアップしていることには変わりない。そこで、フロントアブソーバーロッドやリヤアブソーバーのサイズアップなどによる高剛性化を行い、安定性を向上。さらにウレタンバンプスプリングの採用やスタビライザーの標準装備により、コーナリング時のクルマの傾きを抑制し、操縦安定性と乗り心地両立した。また、フラフラしない走りを実現するために、トヨタ車が最近よく使う直進安定性を高める空力フィンの採用した。
ウェイクは、こうした車両の安定化技術により、1,835mmという全高を成立させた。その結果、室内高は軽自動車トップとなる1,455mmを達成し、大人4人がゆったりと乗車できるだけでなく、高い積載性や利便性を得ることができるようになった。また、単純に便利ということだけではなく、地上からドア開口高までを1,700㎜とすることで、お年寄りなどが腰を曲げずに、ラクな姿勢で乗り込むことができる。これは、多くの人に優しいクルマということでもある。
‖技術力で獲得した広スペースは、軽史上最大級の快適空間!
この広大な室内スペースを生かすために、ウェイクは、もっと軽自動車にできることを徹底追求。「視界の良さ」「荷室の広さ」に着目し、日常用途はもちろんレジャー用途まで多用途に使える軽自動車を目指した。企画段階から45の使用シーンを想定。それぞれのシーンで最適なクルマを目指して、驚きのパッケージアレンジとすることで、座って分かる見晴らしの良さ「ファインビジョン」や軽最大の室内空間、「ウルトラスペース」を実現した。もちろん、ただ上方に広いスペースをもつというだけではなく、多くのアイデアを凝縮。ラゲージスペースにはアンダートランクを設定。約90Lの大容量ラゲージアンダートランクには、2Lペットボトルが24本積載でき、高い室内高と合わせれば、ゴルフバッグなどが立てて積めるほど。リヤシートを畳むことなく、長尺物を積載することもできる。
‖気になる装備・スペックについて
装備もなかなか豪華だ。全車LEDヘッドランプを採用されており、高級感と視認性を両立。面発光のクリアランスランプが個性的な表情を演出している。アクディブな趣味のクルマということもあり、カラーバリエーションは全8色が用意され、3種類の2トーンカラーから選べる設定となった。搭載エンジンは、自然吸気エンジンとターボの2タイプが用意された。52ps&60Nmが自然吸気エンジンで、ターボは64ps&92Nmと、出力はタントと同じ。燃費は自然吸気エンジンが25.4㎞/L、ターボが23.8㎞/Lとなっていて、全高アップや車重増により、燃費はタントより劣る。
安全装備では、横滑り防止装置(VSC)が全車に標準装備された。いずれ軽自動車も法的に標準装備化が義務付けられるので、それを先取りした形となってはいるが、やはり横転の危険性を回避するには、横滑り防止装置の機能は外せないという理由もある。グレード別に低速域の自動ブレーキスマートアシストも用意されている。今の時代、スマートアシスト装備車を選ぶのが必須ともいえる。
‖ダイハツ ウェイク購入するならどのグレード?
ウェイクの選び方だが、FFは4グレード、4WDは3グレードの中から選択することになる。<パワーが重要な軽自動車。ターボエンジンを選択すべし>
まず、新型ウェイクではエンジンの選択が重要だ。車重が1,000㎏を超えていることから、基本的にターボエンジンでないと少々非力な印象。とくに、ロングドライブなどで使う場合、ターボエンジンが必須と言える。ダイハツもターボを勧めている。GとXグレードの装備は充実。自然吸気エンジンのLグレードはシンプルな設定。Dグレードは、広告などで価格訴求するグレードのようで、ほとんど何も付いていないグレードになるので、このグレードはお勧めできない。
<ずばり、オススメは高コスパのXグレード!>
自然吸気エンジンのLグレードとターボのXグレードの価格差は、約10万円。この差でターボエンジンになり、14インチアルミホイール、マルチリフレクターハロゲンフォグランプなどがプラス装備されるので、お買い得度はXグレードの方が高くなる。また、最上級グレードのGになるとXに対して9万円ほどアップするが、スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)、スーパークリーンエアフィルター、革巻きステアリング、右側パワースライドドア、15インチアルミホイールなどが装備され、価格アップ分よりややお買い得といった印象。このG SAになると、価格は1,749,600円とかなり高価。どうしても軽自動車でなくてはならないという人以外は、ひとクラス上のハイブリッド コンパクトカー やクリーンディーゼル 車が買えるほどの価格帯になるので、軽自動車以外も選択肢に入れて検討するといいだろう。
‖ダイハツ ウェイク価格
・D 2WD 1,350,000円 ~G“SA”2WD 1,749,600円 G“SA” 4WD 1,873,800円ウェイクのカタログ情報
- 平成26年11月(2014年11月)〜令和4年8月(2022年8月)
- 新車時価格
- 135.0万円〜189.5万円
ウェイクの在庫が現在84件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。