トヨタプリウスα<高級セダンのテイストをプラスしたひと味違う特別仕様車プリウスαtune BLACK>
トヨタ プリウスαトヨタは、ワゴンやミニバンとしての使い方など、スペースを重視する顧客向けに開発されたプリウスαに特別仕様車S“tune BLACK”、G“tune BLACK”を設定し発売を開始した。
プリウスαは、5人乗りと7人乗りが用意されたモデル。5人乗りは、広大なラゲッジスペースをもちワゴン車的に使えるモデル。また、7人乗りは、ミニバン的使い方などができる。そんなフレキシブルな使い方ができるトヨタ プリウスαは、2011年5月にデビュー。プリウスの低燃費性能をもったモデルだ。また、トヨタのハイブリッド車では、初となるリチウム電池を搭載。価格は高価だが、発売直後から多くのバックオーダーを抱え、2012年には平均月販10,000台も売れるモデルとなった。

このプリウスα人気の秘密は、プリウスより大きなサイズということもあり、トヨタの高級セダンユーザーが多く乗り換えてきたという。プリウスαは、デビュー後3年目となり売れ行きもゆっくりと下降気味。そろそろ、マイナーチェンジの声が聞こえてくる時期になってきたこともあり、今回の特別仕様で話題喚起と顧客ニーズを拾い上げた。

プリウスα特別仕様車は、「S」「G」グレードをベースに、ブラックをテーマに質感を向上させた内装と、上品な輝きを加え、特別感を感じさせる仕様とした。シートやドアトリムには特別設定色ブラックを採用。シフトノブ、コンソールスイッチプレートなどはダークシルバー、インサイドドアハンドルにはメッキ加飾を施すことで、黒基調の内装にハイコントラストなフォーマルさを与えている。

エクステリアはは、艶のあるクローム調アルミホイールキャップや、メッキ加飾のアウトサイドドアハンドルを装備し、高級感を出している。外板色には、特別設定色ブラッキッシュレッドマイカを含む全5色を設定した。

トヨタ プリウスα全体的に、ブラックやクロームを使いハイコントラストな仕様としている。この手法は、高級セダンなどがフォーマルさを出すためによく使う手法でもある。トヨタのセダンからプリウスαに乗り換えた顧客の中から、もう少し高級感があればよいのに、そんな声が多く聞こえてきたのだろう。今回の特別仕様車は、そんあ顧客ニーズを上手く反映したものといえる。

価格アップは、3~4万円程度。価格アップなりの装備なので、お買い得とはいかないが、プリウスαにより高級感を求めたい人には、わずかな価格アップでフォーマルな装いになるのでオススメといえるだろう。

また、ベース車両の5人乗り全車両に、AC100V電源を1500Wまで使用可能とするアクセサリーコンセントをオプション設定した。つまり、ハイブリッド車のバッテリーから外部に給電できるようになった。オプション価格は、61,950円と安くはないが、もしものときには役に立つオススメのアイテムだ。
 ■トヨタ プリウスα特別仕様車価格
・S“tune BLACK”5人乗り 2,530,000円 7人乗り 2,730,000円
・G“tune BLACK”5人乗り 2,840,000円 7人乗り 3,040,000円

  • クルマと増税2014
  • 新車ニュース
  • クルマと増税コラム
  • クルマ売買トラの巻
  • 暮らしと増税
  • まにあうクルマ、まにあわないクルマ