未来感あふれるハイブリッドカーらしいフォルム
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5月18日、トヨタは新型ハイブリッドカーのプリウスを発表した。新型プリウスは、トヨタの巧妙な訴求戦略が功を奏してか、前評判もすでに上々。ホンダのインサイトとの仮想対決も各所で行なわれるなど、待望の新型プリウスがついに正式発表された。
一見すると、そのスタイルはあまり変わっていないように思えるかもしれないが、実車を目にすると、まったくそんなことはない。そもそものボディサイズが全長で15mm長く(4460mm)、全幅も20mm拡大(1745mm)されており、ひと回りほど大きくなった感じを強烈に受ける。傾斜のきついフロントまわりや大胆なラインのリヤまわりなどもあって、存在感は確実に高まってて、街中で見てもひと目で新型プリウスであることはわかるだろう。
デザインだけでなく、新型プリウスを貫くコンセプトはズバリ「未来感」だ。そもそも今でもまだハイブリッド自体が"未来の乗り物"なわけで、その点をうまくアピールすることは販売にも大きく関わってくる点だ。そうみると、ライバルたるホンダのインサイトにおいて未来感は弱いといっていいのではないだろうか……。
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大胆なインテリアデザインにも注目！
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プリウスの未来感はインテリアでもその世界を構築していて、かなり大胆でもある。昔からトヨタは保守的なようでいて、突然大胆なことをする傾向にあるが、前席真ん中を貫くバーというか、コンソールはまさに空中回廊の如しだ。カラーも手堅いミディアムグレーのほかにアクアなるタイプも用意。これはその名の通り薄い水色で、インパネ上の切り返しなど、大胆で未来感覚あふれる。これを選ぶのは勇気がいるのでは……、と思ってしまうほどだ。もちろん実用面でも抜かりはなく、ボディ拡大の恩恵を活かして、リヤシートのスペースはたっぷりで、レザーシートならサルーン的な味わいすら漂ってくる。
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熟成を重ねたハイブリッドシステムで走りも万全！
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そしてその未来感真骨頂にあるのはやはり走り。システム的には初代から熟成に熟成を重ねてきたTHSIIで、さらにその性能は高められ、エンジンからして1.8リッターにアップ。こちらも可変バルブタイミングやアトキンソンサイクル(異膨張率)などで燃費性能に磨きをかけている。もちろんモーターの出力&効率も高められているのだが、トピックスのひとつがモーターだけで走るEVモードで55km/hまでモーターのみで走ることができるようになったことは驚き。それ以上はエンジンがかかるのだが、その切り替わり時のショックはさらに改善され、もうモーターとエンジンの継ぎ目というのはまったく意識しないほどに仕上がっているという。回生ブレーキ使用時も同様で、発電という点では強くかけるほうが有利なだけに、どうしても違和感があったものの、この点も今回こだわって改善され、意識させないまでになっているという。
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高速燃費改善に寄与する空力ボディ
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そしてシステムと並んで、エコカーで肝心となる空力にも磨きをかけているのだが、印象としてはシステムもさることながら、トヨタとしては空力の向上に重点を置いた気がしてくるほどで、実際にかなり煮詰められている。デザインに加えて投入された技術は、まずフロア下のフラット化。そして前後スパッツやエアロパーツの装着など、多岐に渡り、細かい積み重ねたといったところ。その結果、Cd値はスポーツカー並みの0.25を達成している。これほどまでに良ければ高速を中心とした燃費向上に確実に寄与する。実際、カタログ値で38.0km/Lを達成しており、これは量産ガソリン車で世界トップと、プリウスは前人未踏の地を突き進む。もはやライバルなしか!?
直接運転する以外でも運転中の制御状況を見るのもプリウスをドライブする楽しさのひとつだが、表示モニターはカーナビとは別でメーター内に表示されるタッチトレーサーディスプレーを採用。切り替えはステアリング上のスイッチ触れるだけという、iPhoneに始まった新感覚スイッチタッチとなっているのは、これまた未来感のひとつで、触って楽しくなってくる。
最後に安全装備を見ておくと、全席3点式シートベルトやサイド&カーテンエアバッグ、ヒルスタートシステムが標準装備となるのは当たり前で、ステアリングも協調制御して横滑りを防止するS-VSCやトラクションコントロールなども全グレードで標準となっている。またミリ波レーダーを使ったプリクラッシュセーフティシステムも上級グレードでは標準もしくはメーカーオプションで用意されるなど、安全についても最先端を行っているといっていいだろう。
3代目新型プリウスの価格は「L」が205.0万円、「S」が220.0万円、「Sツーリングセレクション」が245.0万円、「G」が245.0万円、「G ツーリングセレクション」が270万円、「S ツーリングセレクション レザーパッケージ」が327.0万円。新型からはトヨタ店・トヨペット店・トヨタカローラ店・ネッツ店と、トヨタの全チャンネルでの発売となり、月販目標台数も10,000台とこれまでとはケタ違いの圧倒的な台数を目指す。実際、既に5月18日の発売を前に、国内だけでなんと80,000台(！)もの予約を受注しているというから驚く。新型プリウスが気になるアナタは、とにかく新車ディーラーに急いだほうがよさそうだ。
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代表グレード
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トヨタ プリウス L
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ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高）
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4460×1745×1490mm
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車両重量［kg］
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1310kg
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総排気量［cc］
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1797cc
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最高出力［ps(kw)/rpm］
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99ps(73kw)/5200rpm
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最大トルク［kg-m(N・m)/rpm］
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14.5kg-m(142N・m)/4000rpm
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ミッション
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電気式無段変速機
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10・15モード燃焼［km/l］
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38.0km/l
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定員［人］
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5人
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税込価格［万円］
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205.0万円
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発売日
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2009/5/18
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レポート
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CORISM編集部
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写真
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佐藤靖彦
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モデル
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佐藤まいみ
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【トヨタ プリウス 試乗記】さらに進化したハイブリッドの異次元フィーリング
【新車情報】 (2006.06.23)
世界一のハイブリッド車としての地位を不動のものにすべく、プリウスがマイナーチェンジでレベルアップした。独走するハイブリッド性能はそのままに走りの性能をさらに磨き上げ、トップを走りつづける! >> 記事全文を読む |
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【特集：トヨタの最先端ハイブリッド技術】走った！乗った！最新『プラグイン ハイブリッドカー』
【特集】 (2007.07.25)
トヨタ自動車は、プラグインハイブリッド車『プラグインHV』テスト車両の国土交通省認可を得た。これで、未来を創るハイブリッドの新たな技術が、公道上でもテストされることとなる。そんなプラグインHVにいち早く試乗出来るチャンスを得た！CORISM編集部員が乗った未来の走りはいかに！ >> 記事全文を読む |
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トヨタ、プラグインハイブリッド車の国土交通大臣認定を取得
【ニュース】 (2007.07.25)
トヨタは、プラグインハイブリッド車「トヨタプラグインHV」を開発し、国土交通省より大臣認定を取得したと発表した。 >> 記事全文を読む |
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トヨタ、プラグインハイブリッド車の大規模実験を仏・ストラスブール市で実施
【ニュース】 (2009.03.19)
トヨタとフランス電力公社(EDF)は3月18日、トヨタのプラグインハイブリッド車の公道実証実験をフランス・ストラスブール市にて実施することを発表した。新型プリウスをベースに09年末登場する予定の新型プラグインハイブリッド車を使い、3年間に渡り約100台の車両をリース。数百基の充電スタンドも設置する予定だ。 >> 記事全文を読む |
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プリウスのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和5年1月（2023年1月）〜現在
- 新車時価格
- 275.0万円〜460.0万円
プリウスの在庫が現在561件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。
