クライスラー ジープ チェロキー エクステリア
クライスラー ジープ チェロキー フロント

ひと目でジープブランドのクルマだとわかる強烈な個性を主張している。大きく張り出したフェンダーなど、悪路での走破性の高さを連想させてくれる。

クライスラー ジープ チェロキー リヤ

スペアタイヤが従来の背面からフロア下に収納されるタイプに変更になり、すっきりとした印象のリヤビューになった。

クライスラー ジープ チェロキー フロントマスク

フォグランプと一体化され従来の丸形とは雰囲気が異なるが、チェロキーらしさを感じさせてくれるヘッドランプを採用する。

クライスラー ジープ チェロキー リヤコンビランプ

リヤコンビランプも旧型を思わせるデザイン。シンプルながらレンズカットもきれいで高級感を感じさせてくれる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

達人「松下 宏」が斬る!

クライスラー ジープ チェロキー 評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

プレミアムSUVの代名詞的存在のチェロキーがフルモデルチェンジ

 ジープブランドは60年を超える長い歴史を持つが、現在その中心的な存在になっているのがチェロキー。日本には、コマンダーからパトリオットまで6機種のジープブランド車が輸入されているが、中でも良く売れているのがチェロキーだ。ジープブランド車は過去2〜3年の内に主要モデルがフルモデルチェンジを受けたり、新規投入されたりしてきたが、今回チェロキーが6年振りのフルモデルチェンジを受けたことでラインナップ全体が一新されたことになる。
 チェロキーが属するSUV市場は、日本の新車市場が伸び悩む中で2004年から2007年にかけて35%の伸びを示していて、中でもラグジュアリーSUVは98.5%増と2倍に近い好調な売れ行きを続けている。チェロキーなどのプレミアムSUV市場も90%増という状況で、新型チェロキーはこの市場の中でランドクルーザー・プラド、パジェロ、フリーランダー2などと販売を競うことになる。

いかにもジープらしい存在感あるデザインは健在!

 外観デザインはいかにもジープらしいものだ。7本のスリットが入った縦型のフロントグリルや丸型のヘッドライトなどはその典型。今回のモデルではフォグランプが組み合わされることで単純な丸型ではなくなったがジープらしさはいっぱいである。このほか張り出した前後のオーバーフェンダーやスクエアな外観デザインなどもジープならではである。
 今回のモデルではスペアタイヤの搭載位置をボディの背面からボディ下部に変更し、これによって見かけの全長は短くなったものの、実質的なボディ本体の長さは従来に比べてやや長くなった。スペアタイヤの搭載方法に変更に合わせてリヤゲートの開き方も横開きから縦開きに変更されている。

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代表グレード
リミテッド
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4500×1830×1785mm
車両重量[kg]
1930kg
総排気量[cc]
3700cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
205ps(151kw)/5200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
32.0kg-m(314N・m)/4000rpm
ミッション
4速AT
10・15モード燃焼[km/l]
7.1km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
444.15万円
発売日
2008/5/29
レポート
松下宏
写真
佐藤靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム