中古アルファードなら新車のノア/ヴォクシーと同じ予算で本革シート仕様も選べてしまう。低価格で選択肢が広がるのが最大の魅力だ。   純正カーナビはDVD方式となるのが時代を感じさせる部分ではある。それでもバックモニターなどは装備しているので使い勝手は良好だ。
   
 
大人7、8人がきちんと乗れるスペースは確保されている。だが、5ナンバーという限られたサイズということもあり、やや余裕は少なめ。   純正ナビはテレマティクス機能搭載の「G-BOOK mX」だ。機能は文句なくても、もちろんオプションなのでその分価格はかさむ。
   
中古アルファードの最大の魅力といえば、やはり豪華な装備が充実していることにある。ものによっては本革シートを装着している個体を選ぶこともできるので、低予算で高級な雰囲気を味わいたいという人にはオススメだ。また各部の素材もコストがかけられているので、車格に見合った上質さも備えている。さらにコストという面でいえばスライドドアが両側とも電動タイプだったり、エアバッグなどの安全装備も充実してるなど、目には見えにくい部分でのさも想像以上に大きいものとなっている。
ただ、純正カーナビがDVDタイプになるなど、時代を感じさせる部分があるのは否定できないが、それでも実用上困るというほどではない。もちろん地図データの書き換えも可能。細かい部分ではデビューから6年が経過していると感じさせる面もあるが、全体でみれば、やはり予算以上の高級感が得られるのは間違いないところ。予算と使い方などがマッチすれば十分購入時の選択肢として考える価値はあるはずだ。
  新車のノア/ヴォクシーは、実用性を重視した5ナンバーサイズのミニバンということもあり、使い勝手の面での不満は非常に少ないクルマだといえる。デュアルエアコンや電動スライドドアなど、ひと通りの快適&便利装備はそろっている。またカーナビは今や主流となりつつあるHDD方式を採用しているので、こういった面ではさすがに中古アルファードと比べると、装備面では優位と言えなくもない。 ただ、元々の車両価格が低く抑えられているということもあって、電動スライドドアが片側のみだったり、S-VSC(横滑り防止装置)もオプションだったりするので、このあたりも考慮しておかないと予算オーバーになってしまうケースも少なくない。すべて必要な装備を選んだら、300万円を突破、なんてこともありうる。どうしても新車に乗りたいという場合は別だが、実際の使い勝手や安全性、そして実用性を重視するというのなら、中古アルファードの購入も視野に入れて慎重に比較検討してほしい。
   
実際のアルファード中古車物件で検証   ノア/ヴォクシーの新車見積もり
新型アルファードのスタイルはちょっと押し出しが強くて抵抗感ある人も多いのでは。その点では今回狙っている先代のほうがアルファードらしいといっていいだろう。つまり古くさくないわけ。もちろんラグジュアリーな乗り味が、中古だからといって損なわれているわけでもない。新車でバリっと、ノア/ヴォクシーもいいけど、街中では埋没しているのも事実。同じ予算で買えるなら、上級車のほうが気分もよいだろう。
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