室内空間はとにかく広い。呆れるほど広い。新型ムーヴのプラットホームを採用することで従来のモデルに比べて延長されたホイールベースは2490mm。エンジンを後ろに搭載した三菱iは2550mmの長さを確保しているので、軽自動車最大ではないがFFベースの軽自動車としては最大の長さである。これをベースに徹底して広さにこだわった設計をすることで、室内長や室内高などはムーヴを上回る広さを確保している。
特に広さを感じるのが前後方向で、後ろの席に座って足を組むと、3ナンバーの大型乗用車に乗るよりも広い空間がある。本当に呆れるほど広いのだ。
左側のミラクルオープンドアによって乗り降りやチャイルドシートなど荷物の積み下ろしも容易。床面地上高も低く抑えられているので、老人や子供などにとっても乗り降りのしやすいクルマになっている。室内高が高いので、小学校低学年くらいまでの子供なら、室内で立ち上がっても頭が天井にぶつからない。
ラゲッジスペースはダイブダウン式のリヤシートを格納することでフラットで十分な広さのあるスペースが作れる。大きく開くリヤの開口部によって大きく重い荷物を出し入れするのも容易だ。自転車やベビーカーなどをラクラクと積んで出かけられる。