北米、欧州、日本で発売
フォルクスワーゲンはアメリカ デトロイトで開催されている北米国際自動車ショーで、新型「パサートCC」を発表した。
「パサートCC」のルーフラインは、フロントウインドーからリヤエンドまでに力強いフラットな半円を形づくり、75cm x 112cmの大きさを持つパノラマガラスルーフは開放感溢れる雰囲気を醸し出している。
また、デザイナーが「トルネードライン」と呼ぶボディサイドのシャープなショルダーラインは、このクーペに特徴的なキャラクターを与えている。
このフォルクスワーゲン初となる4ドアクーペの技術的ベースは、30年間以上にわたりラインアップの主要モデルとして販売されてきたパサートで、「パサートCC」は最新の直噴ガソリンエンジン (1.8L TSI - 118kW/160PS、2.0L TSI - 147kW/200PS、3.6L FSI - 220kW/300PS) と、欧州向けにはEuro 5対応の2.0L TDIエンジンが用意される。
最新の技術としては、車両が車線を逸脱しないようにシステムがステアリング操作を助ける「レーンアシスト」を採用。また、電子制御シャシーコントロールシステムDDC (Dynamic Drive Control)がダンピング力を常時自動制御し、スポーティな走りと上級サルーンの快適性能を見事に融合させている。また、シート面の空調機能を持つクライメートシートも設定されている。
「パサートCC」はドイツ・エムデン工場で生産され、第2四半期に欧州市場で発売となる。続いて第4四半期以降その他の主要市場である米国、カナダ、日本において販売される予定。