質感が格段に高まったインテリア
コンパクトカーらしいシンプルな印象のインテリア回りは、これまでとあまり変わらない雰囲気をたたえているが、デザインは全く新しくなり、質感も向上している。ステアリングはシビックから採用が始まったホンダ独特のデザインのものだ。
運転席には骨格をしっかり仕上げたシートが用意され、シートリフターやチルトステアリングなどによって最適のドライビングポジションを確保しやすく作られている。運転席に座ると大きく開けた視界が運転のしやすさを感じさせる。参考までに、ボディやホイールベースは大きくなったが、取り回しの良さは従来と変わらない数値だ。
さらに使い勝手を向上。しかし後席中央席の3点式ベルトは・・・未装着!
後席のウルトラシートは改良を加えた仕様がしっかり採用されている。センタータンクレイアウトのプラットホームをベースに、自在なシートアレンジによってさまざまな荷物を積める後席スペースはフィットならではの大きな特徴である。惜しむらくは後席の中央に3点式のシートベルトが用意されないこと。これは早期に解決して欲しい点だ。
今回のモデルで注目される装備はスカイルーフ。エアウェイブで採用されたのと同じ大きな面積を持つガラスルーフで、いっぱいの光を取り込んで明るい室内を作ることができる。