マツダ デミオ エクステリア
マツダ デミオ フロントマスク

従来のデミオのイメージを受け継ぎつつ、だいぶ丸みを帯びたデザインに変更された。

マツダ デミオ リヤ

リヤビューも丸みを帯びたデザインだ。テールランプはシャープな印象で、デザインを引き締めている。

マツダ デミオ リヤゲート

リヤゲートは低い位置から開くので、大きいものや重い荷物も楽に積み込むことができる。

マツダ デミオ ヘッドライト

切れ長のヘッドライトは、とても精悍なイメージだ。

マツダ デミオ リヤコンビランプ

リヤコンピランプは通常の電球を使用しているが、LED式のように見えるデザイン処理が施されている。

マツダ デミオ ホワイトボディ

ボディの骨格は細部に至るまで見直された。このため安全性とボディ剛性が大幅に高まった。

マツダ デミオ エンブレム

スタイル インテリア 走り&メカニズム

達人「松下 宏」が斬る!

評価

松下 宏

職業:自動車評論家
中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して...

コンパクトカーらしさを追求してパッケージングを一新!

 マツダ デミオは小さなボディの中に大きな室内空間を持ち、手頃な価格の経済的なクルマとして作られてきた。初代モデルがヒットした後、ややスポーティな方向性を強めた2代目モデルは、ヴィッツやフィットなどの競合車が増える中で初代モデルほどのヒットにはならなかった。
 そうした状況を受けて登場した3代目モデルは、従来とは異なる新しいコンセプトのコンパクトカーとして作られた。ボディは全長を切り詰めてよりコンパクトかつ軽量なものにしたのが特徴で、従来のような広さを追求したクルマ作りからの脱皮を図った。全長を40mm、全高を55mmも小さくしたのだから、かなり思い切ったパッケージングの変更がなされたといっていい。100kgの軽量化もそれなりのカラクリがあるとはいえ、びっくりモノの数値である。

スタイリッシュで存在感のあるデザイン

 これまでのスペースワゴン的なコンセプトを思い切って変更し、コンパクトカーの本質を追究するクルマ作りがなされたといえる。
 外観デザインは極めてスタイリッシュなものとされた。大きく傾斜を強めたフロントピラーはクーペを思わせるような雰囲気があり、やはり傾斜のあるリヤハッチや独特の形状をしたバックウインドーが、デミオならではの存在感を表現している。

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代表グレード
13C-V
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3885×1695×1475mm
車両重量[kg]
990kg
総排気量[cc]
1348cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
90ps(66kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
12.2kg-m(120N・m)/4000rpm
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
23.0km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
131.0万円
発売日
2007/7/5
レポート
松下宏
写真
和田清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム