| 松下宏 |
昨年のマイナーチェンジでSIドライブを採用するなど大きな変更を加えている。03年にデビューした現行モデルは今が熟成した最終モデルの段階にあるわけだ。国産のミドルワゴンのなかではほとんど唯一の存在になっているので、日本のワゴンが欲しい人には今の段階でも十分にお勧めできる。GTでなく2.0iを選んでもよい。 |
A4アバントが日本で発売されたのは05年2月。まだ2年ほどしか経過していないわけで、モデルサイクルの面からはレガシィよりもずっと有利なタイミングにある。走りやインテリアの仕様などのクォリティの高さは、さすがという印象で、レガシィにはない魅力を備えるモデルであるのは確か。使い勝手はレガシィを上回る。 |
| 片岡英明 |
スバル車の常で、毎年のように改良を加え、商品性を高めている。最新のE型は走りの質感が向上し、乗り心地もよくなった。各部の補強やサスペンションの改良が功を奏し、今まで以上に気持ちいいハンドリングを身につけている。トータル性能を考えると、満足度はすこぶる高い。底辺のグレードから走りの質が高いのも魅力のひとつだ。 |
4WDの「クワトロ」は路面を問わず安心感のある走りを見せる。6速ティプトロニックATもいい仕上がりだ。ATの出来やインテリアの質感はレガシィを大きく上回る。ただし、アバントを名乗っているが、ラゲッジルームは広くない。また、兄貴分のA6を見てしまうとA4はチープに感じる。多くの魅力を持つが、価格は割高感が強い。 |
| 国沢光宏 |
どんな評価軸であってもレガシィはいいクルマだと思う。強いて弱点を挙げると「ブランドイメージが落ちはじめている」ことかもしれない。経営状況がよくないためなんだろう。イメージ戦略に使うコストを削減してしまっているようなのだ。最近存在感も薄くなってきてしまった。今のままだと売れ行きは伸び悩むこと必至。 |
ベーシックグレードである2リッターエンジン搭載のFFで390万円。レガシィGTと同等の性能を持つ3.2リッター252馬力の4WDなら618万円。ここまで価格が違うと価値観の差になります。「良い」「悪い」でなく、宝石やバッグのようなもの。高くてもA4を選ぶ人がいるから自動車の商売はおもしろいんだと思う。 |