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ホンダ クロスロード |
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三菱 アウトランダー |
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3列シートSUV編 |
クロカンからより乗用車志向へ発展してSUVへとシフトしたのはご存じの通りだろうが、最近になってさらなるクロスオーバーが進んでいるのもまた事実。そのひとつがミニバン的な要素だろう。ホンダから新たに登場したクロスロードは、スタイルもさることながら3列シートを備えており、じつにミニバン的に使えるキャラクターを備えている。それでいて、走破性も高い。 今回の対決は、この3列シートに絞ってライバルを選定。同じSUVのなかから、アウトランダーを登場させてみた。排気量の違いは別としても、価格帯は大いに被る。さらに4WDシステムは大きく異なるし、4WD上手の三菱だけに走りにおいては熟成度も高く、強力なライバルになるか?
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ホンダ クロスロード
SUVをベースにクロスオーバー
新たなカテゴリーを提案
アクティブ・ライフ・ナビゲーターをコンセプトに掲げているだけに、機動力に優れたSUVをベースに、コンパクトカー並みの扱いやすさやミニバンのような3列7名乗車をミックス。最近流行のクロスオーバーSUVのなかでもユニークなキャラクターに注目だ。 またSUVとはいえ、泥臭さをみじんも感じさせない、スクエアなボディシルエットもクロスロードならではの部分。ホンダらしいクルマといっていいだろう。ただし、一歩間違えば欲張りすぎでどっちつかずにもなりかねず、その点は気になるところ。達人もどう評価するかに注目だ。 走りについては、実用性と経済性を重視しており、エンジンは1.8リッターと2リッターの2本立て。どちらもi-VTECとし、さらにドライブ・バイ・ワイヤー化も同時に実施することで、バルブタイミングだけでなく、スロットルバルブをも最適制御している。これにより、低速からの豊かなトルクとともに、クルージング時の燃費向上を実現しているという。ただし、安全装備についてだが、4WD車のみにVSAが装備されるのは残念なところ。追突軽減ブレーキについても同様だ。
[取材時実測燃費] 10.2km/l
[クロスロード価格帯] 193.2〜291.9万円 |
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三菱 アウトランダー
エアトレックの後継車とはいえ
すべてにおいてブランニュー
三菱自動車復活ののろし的な存在がアウトランダーだ。三菱お得意のSUVで勝負に出ているだけに、シャーシやエンジン&トランスミッションを新しく開発している点に注目。三菱としての力の入れようが伝わってくる。 まずエンジンだが、2.4リッターのみとし、それまで鋳鉄製だったブロックをアルミダイキャスト製へと変更。さらにミッションも6速スポーツモード付きのCVTで、三菱独自のファジー制御であるINVECS-IIIを採用することで、キビキビ感のある滑らかな加速と低燃費をも実現している。 さらに肝心の4WDシステムは電子制御化し、大きく進化。前後のトルク配分を常に最適に保つだけでなく、車内のダイヤルによって、2WD/4WDオート/4WDロックの3つの走行モードを選ぶこともできる。とくに4WDオートは悪路だけでなく、高速安定性の向上にも貢献する。オン・オフ両方でスタビリティの高い走りを披露してくれるといっていいだろう。 一方、パッケージングに関しては、基本的にはSUV的であり、クロスロードのようにミニバン的なエッセンスはないものの、3列目のシートを装備したグレードも用意され、多人数での移動を可能にしている。
[取材時実測燃費] 9.9km/l
[アウトランダー価格帯] 235.2〜264.6万円 |
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ホンダ クロスロード 20Xi(4WD)
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ボディサイズ(全長x全幅x全高)
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4285×1755×1670mm
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車両重量
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1520kg
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エンジンタイプ
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直列4気筒SOHC
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総排気量
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1997cc
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最高出力
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150ps(110kw)/6200rpm
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最大トルク
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19.4kg-m(190N・m)/4200rpm
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ミッション
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5速AT
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10・15モード燃費
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12.4km/l
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サスペンション(前/後)
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ストラット/ダブルウィッシュボーン
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ブレーキ(前/後)
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ベンチレーテッドディスク/ディスク
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税込価格
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291.9万円
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三菱 アウトランダー G(7人乗り)
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ボディサイズ(全長x全幅x全高)
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4640×1800×1680mm
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車両重量
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1620kg
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エンジンタイプ
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直列4気筒DOHC
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総排気量
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2359cc
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最高出力
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170ps(125kW)/6000rpm
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最大トルク
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23.0kg-m(226N・m)/4100rpm
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ミッション
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CVT
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10・15モード燃費
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11.6km/l
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サスペンション(前/後)
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ストラット/マルチリンク
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ブレーキ(前/後)
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ベンチレーテッドディスク/ディスク
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税込価格
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266.7万円
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扱いやすい特性の2リッター直4エンジンを搭載。実用燃費も良く、20Xiの4WDモデルでは平成22年度燃費基準+10%を達成している。 |
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215/60R17サイズのタイヤ&アルミホイールを装備している。SUVらしい力強さを感じさせてくれるデザインとなっている。 |
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吸気と排気の両方に連続可変バルブタイミング(MIVEC)を採用し、パワーと燃費を両立。こちらも燃費基準は+10%をクリアしている。 |
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上級グレードのGは225/55R18タイヤ&アルミホイールが標準装備。5本スポークのスポーティなデザインがとても印象的だ。 |
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立体的な造形の4眼メーターを採用している。ナビのモニターも見やすい位置にあり、エアコンなどのスイッチ類も操作しやすい形状だ。 |
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スムーズで変速ショックのない加速を実現した5速AT。一部のグレードでは坂道発進でも安心のヒルスタートアシスト機能も装備する。 |
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広々とした印象を与えてくれるインパネ。大型のスピード&タコメーターはとても見やすい。室内の広さにはまったく不満はない。 |
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6速マニュアルモード付きのCVTはステアリング脇のパドルでもシフトが可能だ。4WDシステムは路面にあわせて3つのモードを用意。 |
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運転席まわりのスペースは十分確保されている。また視界もいいので運転しやすい。長距離ドライブでも疲れにくい形状のシートを採用する。 |
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全長は短く抑えられているが、セカンドシートでも居住性に不満はない。ヘッドクリアランスや足下スペースも十分に確保されている。 |
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輸出をメインに考えているだけあり、運転席まわりはゆったりとしている。大柄なボディだが、想像以上に見切りがよいのが印象的。 |
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オプションの本革シートは手触りも良く、高級感を感じさせてくれる。長距離ドライブでもゆったりとくつろげる広さを確保している。 |
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サードシートは狭いながらも、大人でも何とか座れる広さを確保している。やはりあくまでも緊急用のシートと考えるべきだろう。 |
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開口部の高さが低く設定されているので、重い荷物でもそれほど苦労せずに積み込める。フル乗車時のスペースは必要最小限だ。 |
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サードシートはクッションの厚みも薄く、長距離移動は厳しい。スペースも大人では窮屈な印象で、子供用のスペースと割り切るべき。 |
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テールゲートを開けた時の開口部はやや高め。だが2段式になっており、バンパー部分も開ければ重いものも楽に積み込むことが可能だ。 |
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サードシートを倒せば十分な広さのラゲッジが現われる。スクエアなボディ形状とフラットなフロアのおかげでスペース効率はいい。 |
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セカンドシートまで倒すと、残念ながら完全にフラットにはならない。だがスペースの広さは想像以上で、かなり大きなものも搭載可能。 |
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サードシートは床下にきれいに収納できる。2段式のテールゲートはとても便利で、重いものや大きなものでも苦労せずに積み込める。 |
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セカンドシートを倒せばフラットで広大なラゲッジスペースが出現する。相当大きなものでも積み込めるのでSUVらしい使い方ができる。 |
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どちらもハイパワーエンジンを搭載しているだけに、高速道路でのクルージングも快適そのもの。静粛性や乗り心地にも不満はない。
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