桁違いの観客を前にタイ語のスピーチを披露

 さぁいよいよ歌舞伎町の目抜き通りのような賑わいを見せるパタヤビーチでセレモニアルスタートが始まった! 大きなゼッケンから登場である! スタートゲートの前で簡単なインタビューを受けるのだけれど、最初の頃のチームは割と短い。1〜2分程度の間隔(今晩はセレモニアルスタートなので大雑把)で次々とスタートしていく。

 やがてアキの番だ! おおおおぉぉ! 二人のお姉さんを露払いにしての登場であります! 一人は国旗。もう一人がJAPANと書かれたボードを持ってる。前々回で書いた通り今回はアジアパシフィックラリー選手権のリザーブイベント。何から何までキッチリ国際格式のラリーだったりして。

おお! さすが国際格式! 日の丸の先導で登場だぁ!

                日本人観光客からもたくさん応援されました

 インタビュアーの女性が英語で問いかける。当然アキはタイ語だ。というか英語あまりワカランので(アキ、塾で英語を教えていたと言うのだからホントに驚くぞ! ちなみに新美も講師経験者)、何を聞かれてもマイペースでタイ語のカンペを読む。タイ人によればタイ語の発音、けっこう良いらしい。

 あらまぁ! 今までスタートしたドライバーの中で最も大きな拍手と声援だ! 確かに女の子の応援多し! スタート前、アキに「日本と違って景気良い排気音を出す方が喜んでくれるらしいからな!」と、アンチラグのスイッチ入れてブリッピングするよう指示出しておいた。

大にぎわいのパタヤビーチであります!

 しかぁし! 肝心のバリバリ言わすアクセルワークを教えてませんでした。しくしく。単なる空ぶかしになってしまいカッコ悪し。アキの次のランエボ勢やサラディン選手がキッチリとバリバリ言わせるや、観客の皆さん大喜び! 

 ちなみにインプレッサってバリバリ景気良い音を出すだけ。ランエボはたまに「バリバリバリ! バリバリバリ! バ〜ンッ!」という爆発音も出す。これ、帯広でやるとオーガナイザーの田畑さんはイヤ〜な顔します。日本じゃ静かな方がインテリジェンスあるかと。国によって演出方法を変えなくちゃアカンです。

 ラス2のファンファン大佐に続き、最後のスタートはグリーンさん。ゼッケン1番だけにクルマから降り、ひときわ時間を掛けてのドライバー紹介である。う〜ん! うらやましいぞ! こういうシーンを見ると、もう少し長くラリーに出ていたかったと思う。
 

最終確認も完了、あとはアキ次第だぞ!

 ここまで見て、すぐクルマに飛び乗ってラヨーンへ。明日のスタートに備え、ラリーカーの満タンと本番用のタイヤに交換するよう、ヨッドさん(タイのショップの人)に頼んでおく。ホテルでアキにラリーカーのコンディションを聞くと「全く問題ないです」。よし! いよいよ明日からラリーだ!