20代から60代まで幅広いファンをもつフィールダー
カローラというとセダンのイメージが強いが、セダンと変わらない40%台の比率で売れているのがステーションワゴンのフィールダーだ。今回のフルモデルチェンジではセダンとフィールダーが同時に変更を受けた。ちなみに今回は取り敢えずランクスは廃止された形になり、ミニバンのスパシオは販売比率が下がっているが、引き続き継続生産されることになっている。
アクシオという名前が付いたセダンはユーザーの平均年齢が63歳に達しているというから、際立って年齢の高いユーザー向けのクルマという印象だが、それに比べるとフィールダーの年齢層は幅広く、20代から60代までいろいろなユーザーに支持されているという。
アクシオとは一線を画す若々しいイメージ
ユーザー層が大きく異なるため、アクシオとフィールダーでは異なったクルマ作りがなされている。もちろん、プラットホームや搭載エンジン、トランスミッションなどの基本部分については共通だが、外観デザインを始め装備や仕様などの細かな部分ではより若々しさを強調する形になっている。
フロント回りのデザインはアクシオと共通だが、後方に長く伸びたルーフラインとドアラインがいかにもスタイリッシュなステーションワゴンを表現するものとなっている。またフィールダーにはエアロパーツを装着したエアロツアラーの設定があり、アクシオとの違いが強調されている。