注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:ホンダ CR-V

ホンダ CR-Vの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車流通研究所)

 ホンダがミドルクラスのSUVである「CR-V」をフルモデルチェンジした。
 10月に入り「ダイハツ ムーヴ」や「トヨタ カローラ」に続き、ホンダも新型を投入し、新車販売のてこ入れを図るということか。7月に発売された新型ストリームも販売ランキングで上位に顔を出すようになり、ホンダの新車販売も勢いがついてきたところで、良い起爆剤になりそうな気がする。

 CR-Vは、初代からセダンの快適性とクロスカントリーの機動性、ミニバンのユーティリティを融合させ、移動の可能性を広げるComfortable Runabout Vehicle(コンフォタブル ランナバウト ビークル)をコンセプトとして開発されてきた。
そして、新型CR-Vはこれに加え、デザインと走行性能をさらに進化させ、あらゆる場所や場面で乗る人が気持ちの豊かさを実感できる、“次世代CR-V”をコンセプトとして開発したそうだ。
 確かに初代・2代目と比較してデザイン面が大幅に変更され、ちょっとワイルドな印象を受けるようになった。全長が+100mm、全幅が+35mm拡大されたことで、デザイン面での自由度が上がったというところか。
 性能面では、ライバルである「トヨタ RAV4」でオプションだった“車両挙動安定化制御システム”の『VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)』が、全車に標準装備されているというのは高級セダン並といえるだろう。雪道や悪路を走る機会が多くなるSUVとしてはうれしい装備だ。しかし、その分車両価格は高くなり、最も高い4WDのZXiで323.4万円とちょっとした高級車並の価格となっている。

 レクサスを筆頭に最近のクルマには最新のテクノロジーが詰め込まれ、車速/車間制御機能IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール)や、追突軽減ブレーキ(CMBS)などが選べるようになっている。
 そういった装備の充実などがあり、価格がちょっと高くなってしまったが、安心して乗れるSUVとして人気となりそうだ。

今回のクルマ
Specifications
グレード
ZXi
ボディサイズ
4520x1820x1690mm
エンジン型式
K24A
総排気量
2354cc
最高出力
170ps(125kW)/5800rpm
最大トルク
22.4kg-m(220N・m)/4200rpm
10・15モード燃焼
11.6km/l
定員
5人
発売日
2006年10月12日
車両本体価格
\3,234,000

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リセールバリュー診断

 ちょっと高価になったCR-VでもリセールランクはAランクの58%〜67%なので、おススメの一台といえる。

 ライバルのRAV4が大きくなったのも、海外での人気を見ての大型化だ。このCR-Vももちろん海外市場での人気は高く、中古車としての需要がある。そういった背景が高いリセールバリューを支えているともいえるため、必要枠での大型化といえるかもしれない。
 また、価格が高くなった理由も、こういった大型化や安全装備の充実などが影響しているため、単純に高くなったといえない部分が多くある。消費者の心理としては、出来るだけ高性能で良いクルマを安く買いたいという部分があるが、良い物は高いという厳しい現実が待っているわけなのだ。

 乗換えを考えればリセールバリューの高いCR-Vを選択するというのは、賢いユーザーの選択肢の一つとして覚えておいてほしいところだ。

車両本体価格
\3,234,000
登録など諸費用
\320,000
値引き
\-80,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
58%〜67% A
約 \ 1,307,000

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