BMWらしい雰囲気を堪能できるコックピット
やや低い座面高が設定された運転席に座ると、そこには正にBMW車の持つインテリアの雰囲気がある。3本スポークの本革巻きステアリングホイールは新デザインのものになっているが、メーターパネルのデザインはBMWのものだし、インストのセンター部分がややドライバー側に傾けてデザインされているのもBMWの文法に則ったものといえる。同時にこの部分が横基調にデザインされ、室内の広がりを感じさせるのも同様だ。
ハイテクな装備も満載で高級感満点
インストセンターの上部にはワイドや液晶ディスプレーが設けられ、カーナビを表示したり、各種の操作系が表示されたりする。その操作はセンターコンソールに設けられたダイヤル式のスイッチによって行う。このiドライブのコントローラーはBMWが7シリーズで最初に始めたもので、今では5シリーズや3シリーズに広がっただけでなく、メルセデス・ベンツやアウディなども追従するところとなっている。
BMWのクーペらしく、後席もしっかり使える
クーペボディということで後席にはあまり乗る機会がないかも知れないが、後席の空間にはしっかり大人が座れるだけの広さが確保されており、フル4シーターのクーペとされている。強いて言えば、後席用のアシストグリップがない点がわずかな不満になっただけだ。