BMW 3シリーズ クーペ
BMW 3シリーズ クーペ

セダンと共通イメージながら、ボディパネルの共用が一枚もないというコダワリぶりには恐れ入る。

BMW 3シリーズ クーペ

フロントマスクもクーペのオリジナルデザイン。セダンと共通イメージではあるものの、より精悍な印象だ。

BMW 3シリーズ クーペ

セダンより多くの水平ラインを取り入れたリア。ワイドで安定感のあるシルエットを実現している。

BMW 3シリーズ クーペ

LEDライト・ロッドを採用することで強い個性が与えられている。と同時に、視認性を高め、安全性の向上にも貢献している。

BMW 3シリーズ クーペ

ぜいたくなクーペならではの特長的なウィンドウラインが印象的。3シリーズと言えど、優雅な雰囲気が漂っている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

長い歴史をもつBMWクーペに新しい1ページが加わる

 第二次大戦前の1937年にロングノーズ・ショートデッキのクーペボディをラインナップしていたBMWは、その後の歴史においても印象的なクーペをいくつも作ってきた。1956年の503クーペ、1968年のCSクーペ、1976年の6シリーズなどは、BMWを代表するクーペといえる。そんな歴史を持つBMWが、現行3シリーズをベースにした新しいクーペを投入してきた。335iクーペがそれで、BMWならではの魅力を持つ新しいクーペに仕上げられた。

完全オリジナルなぜいたくデザインを採用

 まず外観デザインは伝統的なロングノーズデザインとされた。ただ、ひと目で3シリーズのクーペを分かるデザインながら、セダンやツーリングと共通のボディパネルは何ひとつないという。すべてがクーペ専用のパネルであり、これはプレミアムクーペならではのぜいたくな設計といえる。
 
 そのことは反面、価格アップにもつながる要素だから、単純に喜んでばかりもいられないのだが、クーペのスペシャル性を強調する要素であるのは間違いない。
 
 フロント回りのデザインは正に3シリーズのものだが、ノーズのグリル部分がセダンに比べて低い位置に設けられ、ワイド&ローイメージを強調している。リヤビューも同様に水平のラインを強調することでワイド感が表現されている。
 
 クーペならではの美しさを感じさせるのはサイドビューで、ロングノーズと流れるようなルーフラインが大きな特徴。ベルトラインやボディサイドのキャラクターラインは、フロントからリヤにかけて斜めに切り上がってゆき、ウェッジの効いたシャープなデザインを作っている。

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代表グレード
335i クーペ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4590×1780×1380mm
車両重量[kg]
1620kg
総排気量[cc]
2979cc(ターボ)
最高出力[ps(kw)/rpm]
306ps(225kw)/5800rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
40.8kg-m(400N・m)/5000rpm
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.9km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
701.0万円
発売日
2006/09/21
レポート
松下 宏
写真
森山良雄
スタイル インテリア 走り&メカニズム