日産は10月18日、「エクストレイル」および「ムラーノ」のステアリングロックに不具合が見つかったとして、合計5万962台をリコールすると発表した。

 対象車両は平成16年12月1日〜平成18年7月24日まで製造されたエクストレイル(UA-NT30,CBA-NT30)2万7,702台と平成16年12月1日〜平成18年7月20日まで製造されたエクストレイル(GH-PNT30)1,087台、平成16年8月6日〜平成18年7月24日まで製造されたムラーノ2万2,173台。

 不具合箇所は、インテリジェントキー付車のかじ取り装置の施錠装置において、キーシリンダーのロッド部の加工指示が不適切なため、ロッド部分が長いものがある。そのため、イグニッションノブがオフの位置でシフトレバーがPレンジ以外の位置であっても、ハンドル操作すると、当該施錠装置が作動する恐れがあるという。

 日産では、使用者へダイレクトメール等で通知を行うほか、日整連発行の機関紙に掲載し、対象となる全車両の無段変速機を対策品と交換を実施する。なお、リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があるとのこと。