スカイライン・スポーツ

生産台数はたったの58台のみに終わる

 大胆なつり目や伸びやかなボディライン。そしてリヤのテールフィンなど、日本車離れしたデザインで登場したのが、スカイライン・スポーツだ。やがて訪れるだろう、スペシャリティカーの時代を先取りし企画されたもので、当時としては異例の海外へのボディワーク発注を行なう。デザインはミケロッティで、製作はアノマーレが担当した。日本から送られた初代スカイラインのシャーシとエンジンをベースにしてプロトタイプが誕生したのが1960年のことで、まずはトリノショーで発表されたあと、翌年の東京モーターショウで正式デビュー。クーペに加えて、コンバーチブルも用意されていた。しかし、生産は手作業でコストと時間がかかりすぎただけでなく、あまりに時代を先取りしすぎて販売は不振。結局、58台作って53台が販売されただけに終わってしまった。

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国際記録樹立も狙ったR380、谷田部でトライ

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1940年代にも存在した、たま製の電気自動車

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