スカイライン

スカイラインの形ながら、中身は別物

 ハコスカ以降、ワークス活動を停止し、サーキットから姿を消していたスカイラインだが、再び舞い戻ったのが10年後の1982年のこと。DR30の時代となっていたのだが、その形こそスカイラインであったが、中身は別物。ボディで使用されているのはキャビン部分のみで、その名もスーパーシルエットと呼ばれるカテゴリーに参戦。長谷見昌弘のドライブで激走し、サイドマフラーから吹き出す炎に絶叫したものだ。
 このカテゴリー、箱の形をしたフォーミュラといってよく、シルエットフォーミュラとも呼ばれ、グループ5の名前で世界的な流行を見せていた。スーパーカー世代の方なら大きなスポイラーを装着したマルボロカラーのランチア・ストラトスを覚えているかもしれないが、まさにあれと同じカテゴリーである。エンジンは、L20B型にクロスフローヘッドを載せ、さらにターボを装着したLZ20B型で、最高出力は570馬力以上とされた。

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