アニメ「攻殻機動隊 S.A.C.」と日産がコラボ！劇中にコンセプトカー登場！

世界でもあまり例がない！自動車メーカーがアニメ作品に参画！

　日産と、数々のアニメーション制作を手掛けるプロダクションI.Gは協力し、同社が制作するアニメーションシリーズ「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズ最新作「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」の劇中に日産のコンセプトカーが登場することになった！登場するのは、2005年のニューヨークショーに出展された日産「スポーツコンセプト」と、2005年のデトロイトショーに出展されたインフィニティ「クラーザ」の２車種。
　これに先駆け、本作品の完成発表会およびデザインコラボレーションイベントが、８月４日、日産銀座ギャラリーで行なわれた！
　

ちょっとした“きっかけ”で生まれたコラボレーション

[左]：東京大学大学院教授　浜野保樹氏／[中央]：プロダクションI.G　代表取締役社長　石川光久氏／[右]：日産プロダクトチーフデザイナー　中島敬氏

　記者発表は、プロダクションI.Gの社外監査役を務めている東京大学大学院教授の浜野保樹氏による司会でスタート。日産プロダクトチーフデザイナーの中島敬氏、プロダクションI.G代表取締役社長の石川光久氏、そして「攻殻機動隊S.A.C.」監督の神山健治氏が登壇し、トークセッションが行なわれた。

　今回のコラボレーションは、ある展覧会の二次会で、I.Gの石川氏と日産の若手デザイナー達が知り合ったことがきっかけで始まったという。

　製作にあたっては、エクステリア、インテリアともに全て原寸大の車のデータを取り込むというアニメでは珍しい手法が取られたとのこと。石川氏は“コンセプトカーの出方、演出がかっこいい”と語った。

　また、神山監督はもともとホッチハッチ好きで、“かっこいいなー、僕が欲しいなー！”というのがこのクルマを見ての第一印象だったとのこと。そして、どのように登場させるかがすぐ浮かんだという。

日産プロダクトチーフデザイナー　中島敬氏

プロダクションI.G　代表取締役社長　石川光久氏

「攻殻機動隊S.A.C.」監督　神山健治氏
　

国内初公開！劇中に登場するコンセプトカーはこれだ！

　会場には、劇中に登場する日産「スポーツコンセプト」が展示されていた！「ティーダ」をベースにつくられた「スポーツコンセプト」は、2005年３月に開催されたニューヨーク国際オートショーに日産チャネルより出展され、今回は、国内初公開となった。大型のフロント/リヤスポイラー、大径ホイールなどダイナミックかつ近未来的なスタイルがかっこいい！
　

　こちらは会場には展示されなかったが、同じく劇中に登場するインフィニティ「クラーザ」。
　

「タチコマ」型のロボットも登場！！

　記者会見には、「タチコマ」型のロボットも登場した！「タチコマ」は、「攻殻機動隊S.A.C.」中に登場する小型の思考戦車で、ファンの間で大人気のロボット。会場に現れた「タチコマ」は４つ足で歩行し、声優に吹き込まれた声で会話するなど、かなりリアルだった！
　

特別展示「攻殻機動隊 S.A.C. meets NISSAN」開催中！

　今回のコラボレーションを記念して、日産銀座ギャラリーにおいて特別展示「攻殻機動隊 S.A.C. meets NISSAN」が行なわれている。期日は８月14日（月）まで、会場時間は10:00〜20:00。国内初公開となった、日産「スポーツコンセプト」の展示をはじめ、コラボレーション説明パネルや、原画・コンテ等の関連グッズも展示されている。さらに、「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society」の本編予告編映像が放映されている！