ホンダ 新型ストリーム
ホンダ 新型ストリーム

2リッターエンジンはCVTと組み合わせられ、スムーズでパワフルな走りを実現する(4WD:5AT)。150馬力の最高出力ながら燃費も1.8リッターと変わらない、エコユニットでもある。

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1.8リッターエンジンは5ATと組み合わせられる。シビックでデビューした組み合わせであり、基本性能には定評のあるところ。140馬力の最高出力でありながら14.6km/lという低燃費を実現。

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SRZ系は205/55R17というサイズのタイア&アルミホイールを装着。アルミホイールのデザインも良くて、見た目の迫力はかなりのものだ。しかし乗り心地を犠牲にしていないのは立派。ミニバンとしても機能を重視した結果と言える。

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標準モデルの場合、205/65R15のタイア&ホイールを装着し、アルミホイールではなく樹脂キャップ仕様となる。無理をしない素直な乗り味が魅力。またベース車としても最適なのでは?

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スタイル インテリア 走り&メカニズム

エンジンに仕様、いろんなバリエーションがあるゾ!

 搭載エンジンは1.8Lと2.0Lのi-VTECになった。1.7Lから排気量アップされた1.8Lはすでにシビックに搭載されているのと同じもので、電子制御5速ATと組み合わされる。RSZではパドルシフト付きとなる。2.0Lは従来の直噴エンジンに代わって搭載されたもので、実用的な燃費性能や環境性能などを高いレベルで満足させるもの。SOHCながら基本性能の高さを特徴とするエンジンだ。こちらはFF車が無段変速のCVTと組み合わされ、4WD車は5速ATが組み合わされる。ともにRSZではパドルシフト付きとなる。

街乗りなら "これでいいでしょう" の1.8リッター

 1.8Lエンジンもそれなりに高いトルク性能を発揮するほか、パワーもこのクラスとしては優れたレベルにある。従来の1.7L車に比べると格段に良く走るようになった。ただ、試乗したのが箱根の山道だったので、大人4人が乗った状態でアップダウンを走ったりすると、さらにパワフルなエンジンが欲しくなる。後で一人で運転したときには十分に良く走ってくれたのだが、ミニバンは多人数乗車が前提なので、もう少し元気の良さが欲しい。同様にブレーキ性能も一人のときと多人数のときとで違いが感じられた。

 1.8Lの標準系はインパネシフトの5速ATでパドルシフトの付かないタイプとなるが、これだと積極的にレバーを操作して元気よく走ろうという感じにはなりにくい。特に2速に落とす操作がしにくいのが気になった。

たった200ccの違い、されど……。

 1.8L車に比べると2.0Lエンジンの走りはとても元気が良い。動力性能の余裕は排気量に見合った10%弱でしかないが、実際に走らせるとさらに大きな余裕が感じられる。CVTであることによる走りの違和感もあまり感じないし上がりなので、スムーズかつ元気良く走れるのだ。

 2.0L車は17インチタイヤを履いたRSZだけに試乗したが、乗り心地の良さも標準系と変わらないほどで、安定性のレベルにも不満はない。1.8L車なども含めて、足回りはしなやかさが際立つ印象。ゆったりとロールさせながらコーナーを抜けていくのが安心感のある走りが得られるのが良い。

●お勧めグレード

 売れ筋になるのは標準系の1.8Xだろう。基本的にはこれをイチ推しにしても良いが、走りの余裕を考えると2.0Gか2.0RSZを選びたいところ。走りの余裕の大きさが魅力になる。標準系のRSZ系のどちらを選ぶかは個々のユーザーの好みによる。エアロパーツなど差別化された外観が欲しいユーザーはRSZを選べば良いし、それを求めない人は標準系を選べば良い。

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代表グレード
2.0RSZ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4570×1695×1545mm
車両重量[kg]
1400kg
総排気量[cc]
1997cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
150ps(110kw)/6200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
19.4kg・m(190N・m)/4200rpm
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
14.6km/l
定員[人]
7人
税込価格[万円]
227.8万円
発売日
2006/07/13
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム