ライター紹介

町のクルマ好き

徳田 透 氏

1歳の誕生日、母に抱えられ出かけて以来、一度も欠かさず東京モーターショーに通い、『自動車ガイドブック』を絵本代わりに育つ。クルマ以外にも鉄道・バスといった陸を走る乗り物ならみんな大好き。単なる「マニア」とも言う。

【オススメグレード 1.3リッター編】価格帯・ライバルは

 価格はF(FF・CVT)の121.8万円からI’ll(4WD・CVT)161.7万円まで。FFのほかに、1.3リッターにのみ4WDの設定があるのが特長だ。
 ライバルとしては自社のライバル「トヨタ パッソ」「同 イスト」のほかに、「日産 マーチ」「同 ノート」「ホンダ フィット」「三菱 コルト」「マツダ デミオ」「スズキ スイフト」など多数存在する激戦区となっている。

ヴィッツ1.3のライバルその1
「ホンダ フィット」

ヴィッツ1.3のライバルその2
「日産 マーチ」

ヴィッツ1.3のライバルその1
「スズキ スイフト」

【オススメグレード 1.3リッター編】その魅力とは

 ヴィッツ1.3の美点はやはりバランスのよさにあるだろう。日頃高速道や比較的長距離を乗るユーザーはやはり1.3リッター、あるいは1.5リッター車を比較検討してみることをオススメする。
 静粛性についても1.0リッターの直列3気筒エンジンに代わり、より静粛性に優れた4気筒エンジンになる点も大きな差だ。燃費についても、1.0リッターほどではないが10.15モード燃費ではリッターあたり19.6km/l(FF)の高燃費をマークするなど決してひけを取らない。

鮮やかなボディカラーは「レディッシュパープルマイカメタリック」。ライバル車同様、この他にも多数のボディカラーが用意される。

1.3リッターFとUには後席6:4分割可倒式ダブルフォールディングとリクライニング機構が装着され、使い勝手が非常に良い。

1.3シリーズには、静粛性に優れた直4 DOHC 2SZ-FE(4WD車は2NZ-FE)VVT-iエンジンが搭載される。

【オススメグレード 1.3リッター編】 オススメグレードは

 1.3リッターでは中間グレードの「F」、ちょっと上質な「I'll(アイル)」、上級グレードの「U」の3グレードが用意される。なお、いずれもFFと4WDの設定がある。
 この1.3リッターシリーズではI'llをオススメしたい。上級グレードUとは迷うところだが、内装の上質感はI'llが一枚うわて。価格はやや高めとなるが、他社ライバル車と比較してもこの内装はアドバンテージになる点だ。ここがオススメのポイントとなる。
 もちろんFも非常に買い得感があるが、その場合はより安い1.0リッターと比較検討したいところだ。日頃の行動範囲を照らし合わせどちらが最適か考えてみよう。郊外路や高速などを多用するようなら1.3リッターを、街乗りが中心なら1.0リッターをオススメする。

05年12月の小改良時に追加設定された新グレード「I'll(アイル)」。写真は専用色「ダークレッドマイカ」だ。

05年12月の小改良では、それまで濃いグレー系のみだった内装色に加え写真のグレージュ(ベージュ系)内装が追加になった(RSを除く)。

「I'll」には写真の専用の本革&スウェード調ファブリックシートとスウェード調ファブリックドアトリム表皮が採用される。