東南アジア選手権(SEAラリー)よりも熱い!?タイのお祭りはすごいぞ!!

既に戦いは始まっていた!!遅ればせながら参戦だ!!

 パタヤに着いた翌日がちょうど「ソンクラン」と呼ばれるタイのお正月。日本じゃ「水掛祭り」として知られている日でもあります。レッキカーのマーク2で表通りに出ると、至る所で激しく交戦中じゃないの! 歩道陣営からクルマやバイクに向かって思い切り水を掛けてると思えば、ピックアップトラックにドラム缶積み込んで歩道陣営を叩きに行く連中も。けれど乗用車で窓締めて走ってると「あいつら面白くない奴らだな」なのか、誰も水掛けてくれない。せっかくのお祭り、それじゃアカンやろう! 私はお祭り野郎なのだ。リアシートの窓を開け「や〜い!」と声掛けると、一瞬の「ホントにやっていいのかアンタら?」みたいな間を置き、来ましたぁ! あっという間にビショビショ! しまいにゃ顔にまで白いドロを塗られる始末。

進めない、戻れない・・・、つまり街から出られない!!

 困ったことに水で接触不良になったのかリア左側のパワーウィンドゥが動かなくなり、ホウホウの体でホテルまで転進す(転進=逃げるの大本営用語)。結局メシ食えず。それじゃ歩いて行くぞ! 50mだけ攻め込めば旨いメシ屋がある! と濡れるの覚悟で出たら、もはや想像以上。武器を持ってないガイコクジンは、やられっぱなしであります。ま、気温高いため普通の水なら気持ちよいくらい。けれど氷入れたドラムカンを積んで戦ってる脳天気野郎がいるのだった。こいつらが撃ってくる大口径の水鉄砲弾喰らうと「ひえぇぇぇ〜!」。死ぬぞおい! 午後からレッキの練習に行く予定だったものの、街中は100m進むのに1時間という渋滞。これが夜10時くらいまで続くという。とてもじゃないけれどパタヤの街から出られません。

東南アジア選手権(SEAラリー)よりも熱い!?タイのお祭りはすごいぞ!!
街中はお祭り騒ぎ、じゃなくホントのお祭りです