BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター
BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

インテリアに関して特に大きな変更は見られない。「本物感」の漂う完成されたデザインだから、変える部分もないということか?

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

写真のような派手目の本革シートも選択できる。ちなみに名前は「ドリーム・レッド」。非常に情熱的な色なので、乗る人を選びそうである。

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

「M」のエンブレムがさりげなく個性を主張するものの、その他には特に凝った部分のないコンベンショナルなシフトノブ。他社であればチタン調にしたりして飾るところだろうが、BMWはもっと本質的な部分をにらんでいるのであろう。

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

シルバーのメーターベゼルがキラリと輝く独立的デザインのメーター。まるでバイクみたいにスポーティだ。風をきって走る喜びと言う点では、バイクとオープンカー、両者共通する部分があるだろう。そういえば、かつての軽自動車"ホンダビート"でも似たようなメーターを採用していた。プレミアムカーと言えど、遊び心を忘れていないのは立派!

BMW Z4ロードスター/Z4Mロードスター

ソフトトップを収納した状態で240リットルの容量を誇るトランクルーム。そしてソフトトップをクローズにすると、その分トランクルームが拡大して260リットルにもなるというから恐れ入る……。開口部も低い部分から大きく開き、オープンカーと言えど十分実用に耐え得る資質を持ちあわせているのである。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 今回のマイナーチェンジではインテリア回りはあまり手が加えられていないが、Mロードスターに関しては専用の仕様がいろいろと用意されている。素材の触感にもこだわって作られたスポーティさと高級感を併せ持つインテリアだ。
 黒地に白文字、赤色の指針というM独特のカラーリングが採用されたスピードメーター&タコメーターは、白イルミネーションがアクセント。ほかのMモデルと同様に、エンジン内のオイル温度によって回転の許容域が変化するユニークが表示も採用されている。
 また専用の本革巻きステアリングホイールは握りの太い小径タイプのマルチファンクション付きのものが採用されており、わずかな操舵量で確実に反応するスポーティさを備えている。
 Z4は2シーター車ながら、居住空間は二人で乗るなら十分な広さ。鍵付きのグローブボックスを装備するほか、ラゲッジスペースも必要最低限の空間は確保されている。スポーツタイプの本革シートはシートヒーターや運転席メモリー付き。このほかオートエアコンやHDDナビなど快適装備の充実度も高い。
 安全装備もSRSエアバッグやサイドエアバッグ、ABSやコーナリングブレーキコントロール、DSCなど、充実した仕様が用意される。

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代表グレード
2.5i
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4100×1780×1285
車両重量[kg]
1400
総排気量[cc]
2496
最高出力[ps(kw)/rpm]
177(130)/5800
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
23.5(230)/3500-5000
ミッション
6AT
定員[人]
2
税込価格[万円]
439
発売日
2006.4.25
レポート
松下 宏
写真
森山 良雄
スタイル インテリア 走り&メカニズム