高級プレミアムカーのためのタイヤが登場!

 ミシュランは、高性能プレミアムカーをターゲットにしたタイヤ「Primacy HP」を2006年4月1日より発売すると発表した。発売サイズは45シリーズから60シリーズまでの全12サイズとなっている。

 「Primacy HP」は、安全性と経済性、そして快適性とスポーティなハンドリングを求めて開発された高性能プレミアムカーのためのタイヤだ。今回、新たな開発コンセプトとしてA.S.Mを採用。タイヤ構造(Architecture)、トレッドパターン(Sculpture)、材料&コンパウンド(Material)が持つ性能がより調和するような開発を行なったという。そしてこのA.S.Mコンセプトにより、トータルバランスに優れた次世代のプレミアムタイヤとして「Primacy HP」が誕生したのだ。

 注目のトレッドパターンは、最近のミシュランではおなじみとなった左右非対称パターンを採用する。このおかげで接地面圧が均一にかかるようになり、高いタイヤ剛性を保ちつつしなやかに路面を捉え、高速走行時の安定感を高めている。またブリッジ入りの書売るだーブロックを採用したことで、ブロックごとの剛性を高め、偏摩耗を抑制する。

 トレッドコンパウンドは、フルシリカのエラスト・スポーツ・コンパウンドを採用した。この新コンパウンドは、タイヤ構造やトレッドパターンとの相乗効果によって、ドライ路面はもちろん、優れたウエットグリップを発揮する効果があり耐摩耗性に優れているとミシュランの開発陣は語る。「Primacy HP」は、上質な乗り心地と優れたハンドリング、そして経済性を兼ね備えた次世代のプレミアムタイヤといえる。