ヨーロッパではデーゼルエンジン車が主流を占める! 最近でこそ、ヨーロッパの自動車メーカーもハイブリッド車に対する取り組みを強化しているが、それでもまだ環境対策の本命はディーゼル車であると考えている。ハイブリッド車にしてもディーゼルエンジンと電気モーターの組み合わせによるハイブリッドが重視されていることからもそれが分かる。 ほとんどディーゼルとは気が付かない。 そんなヨーロッパの状況を受けて、メルセデス・ベンツがまず日本にディーゼル車を導入することを表明した。まだ日本への輸入は始まっていないが、近くEクラスのディーゼル車の輸入が始まる予定だ。 中速域の加速はディーゼルが速い!? またタコメーターを見るとエンジンの回転上限が抑えられているので、これをみればディーゼル車であることが分かるし、発進加速に限ればディーゼル車はガソリン車に劣る面がある。逆に80km〜100kmなどの区間加速はガソリンよりディーゼルのほうが速いそうで、このあたりがヨーロッパでの“ディーゼル車はスポーティ”という印象につながっているという。 デメリットが見当たらないメルセデスのディーゼルエンジン。 C320CDIに試乗した限りでは、ディーゼル車であることによるデメリットはほとんどないと言っても良いくらいだ。 ディーゼル車の偏見を取り去るためにも、違法車や整備不良車は徹底的な規制が必要。 日本では、トラックや1BOXのライトバンなどが、真っ黒い煙を吐いて街中を走るシーンを良くみかける。これらのディーゼル車は、整備不良であったり、違法改造をしていたり、あるいは不正製油を給油するなど、かなりでたらめな使われ方をするクルマが多いことも、真っ黒な排気ガスを吐く理由だ。
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