マツダ MPV
マツダ MPV

スポーティでいながら迫力満点のフロントマスク。動物的な勢いの良さを感じる。またマツダエンブレムも非常に大型で、ブランドを前面に押し出してきていることがわかる。

マツダ MPV

全体的に見て、先代に比べwide&lowイメージを強調していることがわかる。特にリアスタイルはどっしりとした安定感が印象的。ただMPVの特徴となっていたアメリカナイズされたバタ臭さは影をひそめてしまった……

マツダ MPV

テールランプは最近流行りのクリアタイプが採用されている。なるほど、確かに若々しくて格好いい。ただちょっと流行に流されすぎではないだろうか? この車格になると拒絶反応を示す人もいるはず。もっと通常のテールランプをオプションでも設定すべきだと思う。

マツダ MPV

多くのグレードにアルミホイールが標準装備される。またグレードにより16インチ、17インチ、18インチをそれぞれラインナップ。ミニバンらしい乗り心地を重視すれば、やはり16インチが快適なのでは?

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 MPVはマツダの主力モデルともいえる存在で、からくりシートや両側電動スライドドアなどの特徴を持つと同時に、上級ミニバンながら割安なクルマとして注目されてきた。今回のモデルは3代目となるだけに、初めてミニバンに乗るユーザーより、ミニバンからミニバンに代替するユーザーを強く意識したクルマ作りがなされている。
 単純に広い室内を持って多人数乗車が可能というだけでなく、さらに走りの魅力を追加したのが今回のモデルの特徴だ。
 MPVもまたモデルチェンジによってボディサイズが大きくなり、全長と全幅が拡大されている。ドアミラーまで含めた実質的な全幅はわずかに縮小しているというが、クルマが大きくなる傾向には歯止めをかけたい。また低床プラットホームを採用することで全高はやや低くなり、ホイールベースを延長したことで室内空間が拡大されている。
 外観デザインは、こうした新しいパッケージングを反映したもので、タイヤを四隅に配置した新しい感覚のものになった。標準の外観のほか、スポーティパッケージの装着車やターボ車にはエアロパーツなどを装備した個性的な外観が用意される。

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代表グレード
23C
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4860×1850×1685
車両重量[kg]
1720
総排気量[cc]
2260
最高出力[ps(kw)/rpm]
163(120)/6500
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
21.4(210)/4000
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
12.2
定員[人]
8
税込価格[万円]
247
発売日
2006.2.2
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム