最新タイヤ事情 PART1
足元から燃費を考えよう!エコタイヤってなに? その実力に迫る!!
技術に注目 ニューモデル プロが判定 オススメ
 
エコタイヤ、こんな人にオススメ
ミニバンユーザー ミニバン専用のエコタイヤを選ぶべし!
 
ミニバンは車重が重く、多人数乗車や多くの荷物を載せるケースも多いので、元々燃費には不利なジャンルのクルマだ。とはいえエコタイヤを履くことによって、燃費向上が期待できるのも事実。またミニバンは重心が高くコーナーでのふらつきやタイヤの偏摩耗も起こしやすいなどタイヤにとってはとても厳しい車種ともいえる。そこでブリヂストンのレグノGRVやヨコハマのDNA map ES340など、ミニバンにターゲットを絞って開発されたミニバン専用のエコタイヤがオススメだ。
車重が重く多人数乗車の機会が多いミニバンには、やはりミニバン専用に開発されたエコタイヤがオススメ。偏摩耗の抑制にも配慮されているので、ロングライフ性能も期待できる。
 
コンパクトカー ロングライフと快適性を重視して選ぼう
 
買い物や家族の送り迎えなどに使われる機会の多いコンパクトカーは、燃費性能はもちろん耐摩耗性や乗り心地などにも配慮したエコタイヤがベストマッチする。
コンパクトカーは経済性や実用性を重視して選ぶジャンルのクルマなので、快適な乗り心地や耐摩耗性に優れたエコタイヤがピッタリだろう。トーヨーのテオ プラスはシリカ配合コンパウンドや3Dマルチサイプのおかげで、摩耗末期まで性能が持続する。さらに溝の深さもアップしているので、ロングライフ性能は抜群だ。またミシュランのXM1は、コンパクトカーにもマッチしやすいサイズラインナップに加え、ウェット性能も高いのでどんな状況でも安心して運転できるのが魅力だ。
 
ハイブリッドカー 燃費だけでなくトータルな環境性能を重視
 
ハイブリッドカーなどの低燃費車こそ、さらなる燃費アップを実現可能なエコタイヤのメリットを最大限に活かせる車種だ。ダンロップのエナセーブは、石油外資源の使用比率を高め、燃費だけでなく製品トータルでの環境性能を高めている。またグッドイヤーのGTハイブリッドも転がり抵抗の低減を実現するトウモロコシ原料の新素材バイオトレッドや、二酸化炭素を吸収するゴムの木からとれる天然ゴムを積極的に活用して環境に配慮している。ハイブリッドカーには単に燃費だけではなく、トータルに環境に配慮したエコタイヤがピッタリといえる。
元々、低燃費がウリのハイブリッドカーこそ慎重なエコタイヤ選びが必要だ。グリップ性能ばかり重視したタイヤを選んでしまうと、ハイブリッドのメリットを活かせなくなってしまう。
 
バイヤーズガイド
エコタイヤを買うときはココに注意しよう!
エコタイヤを購入するときに気をつけたいポイントがいくつかあるので詳しく紹介しよう。まずは最近流行の窒素ガス。窒素を入れると乗り心地や静粛性が良くなるといわれているが、燃費アップ効果も期待できる。費用も4本で2000円前後なので、エコタイヤ購入時にはぜひ依頼したい。

またせっかくのエコタイヤもエア圧が低下していては、そのメリットが活かせない。最低でも2週間に1回程度のエアチェックは欠かせないのだ。さらに窒素は空気に比べてエアが抜けにくいという特性があるので、メンテナンスの面から見ても窒素の充填は効果アリ。
自分のクルマにピッタリのエコタイヤを選ぶには、プロのアドバイスも重要だ。またこまめなエアチェックや定期的なローテーションなどのメンテも欠かせないポイントとなる。
それから燃費アップには直接関係ないが、タイヤのローテーションも重要なポイントだ。2万km毎など、定期的に前後タイヤを入れ替えることで摩耗のバランスがとれ、タイヤの寿命を延ばすことができる。
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