スポーティなパターンのファルケンタイヤ。製造年月は意外に新しかったが…

まずはタイヤの製造年月をチェックしよう!

買ったタイヤは04年17週目に作られたと刻まれていた

 前回レポートした、私の愛車用に買った新品タイヤ。ヤフオクのショッピングサイトで見つけたのですが、185/60R14という貧弱なサイズながら、4本で16800円(送料込み)と格安でゲットすることができました。

 通常はこの価格だと、中国製の得体の知れないタイヤぐらいしか買えないのですが、私が買ったのは日本製。しかもファルケンというスポーツブランドです。銘柄はファルケンZIEX ZE512という、1世代前の銘柄の絶版タイヤでしたが、安かったので、それぐらいは納得していました。

 また、絶版タイヤの場合は、絶版になって余った在庫が何年も倉庫に眠って、その後に格安で売られていることもあるので、それが心配でしたが、送られてきたタイヤを見ると04年だったので安心しました。日本製のタイヤには、ほとんど製造年月が刻まれています。タイヤに刻まれた、数字の下4桁が製造週と製造年になっているのです。ちなみに私が買ったタイヤは「1704」となっていたので、04年の17週目に製造されたタイヤでした。

 しかーし! 買ったタイヤをよーく見ると、目を疑うモノがあったのです!

買ったタイヤは逆輸入のマッド&スノーだった

スポーツタイヤだと思って買ったら、マッド&スノータイヤと知ってビックリ!

 タイヤを装着した後に、製造年月を見ようと、マジマジとタイヤを眺めると、タイヤサイズの後に、M+Sの文字があったのです。

 M+Sとは、マッド+スノーの略で、つまり「泥道や雪道でも走れます」という意味。

 たいてい、こういうタイヤはハリアーやアウトバックなどのSUV系車種に標準装着されていて、確かにちょっとした雪道ぐらいなら走れてしまうタイヤ。でも、その分、柔らかいので、舗装路ではちょっとムニュっとした雰囲気で、グリップレベルも低くなってしまいます。

 しかし、私が買ったのは、一応スポーツタイヤブランドだし、進行方向が指定されるぐらいのスポーティなパターンをしています。ファルケンでM+Sタイヤなんかあるのか?と思い、念のため、このタイヤが発売された時のプレスリリースもチェックしましたが、マッド+スノーとはひと言も書いていません。

 もしかして、まがいモノ?

 と思い、早速ファルケンのお客様相談室に電話で問い合わせました。

なんちゃってM+S仕様みたいなので問題ナシとしましょう…

16800円という破格の安さで売られていたファルケンタイヤ。実は低価格の原因はカラクリは北米向けの輸出仕様のマッド&スノーだった!

私:「ファルケンZIEX ZE512というタイヤって、マッド&スノーでしたっけ?」

お客様相談室:「違いますよ。サマータイヤです」

私:「今、手元にファルケンZIEX ZE512のM+Sがあるんですけど、それって…」

お客様相談室:「北米輸出用のヤツですね。売った人が逆輸入でもしたんじゃないですか。でも、それはゴム自体はサマータイヤ並みに硬いから、そんなに気にしなくて大丈夫ですよ。逆に雪道の効果は薄いですけど…。北米用はM+Sにしないと売れないんですよ」とのこと。

 つまり格安で買ったタイヤは、北米向けの輸出用だったみたいです。

 とはいえ、サマータイヤ並みに硬いっていうし、乗った感じもシッカリしてるから、

まぁいいっかという感じです。

 今は冬だし、雪が降った時には多少の気休めにはなるので、このタイヤでガマンしようと思います。

 今回は小さな問題で良かったですけど、やっぱりヤフオクで

安く売っているものは、油断できないですね。