ゴルフシリーズの新しいモデルとしてゴルフプラスが登場した。プラットホームや基本コンポーネンツはゴルフのものだが、新しいコンセプトによる独特のパッケージングを特徴とするクルマだ。
ベースのゴルフに比べると全高を85mmも高くして、そのことによって室内に十分な居住空間を持つ。ボディは5ドアハッチバックで2列シートなのでミニバンではないが、従来のゴルフとは異なる新しいパッケージングだ。
ヨーロッパでは高速走行時の空気抵抗やそれによる燃費などを考慮して背の高いパッケージングのクルマはあまり作られてこなかったが、ゴルフプラスではCd=0.32という優れた空力性能を持つことよよって背の高いパッケージングを実現している。
外観はゴルフらしさを備えるものの、ボディパネルなどは基本的にゴルフとは異なっており、共通するのはドアミラーとフロントグリルのVWマークくらいとのこと。ゴルフブランドを強化するモデルであると同時に、新しい魅力を備えたモデルである。