アストラをベースとした3列シートミニバン
ザフィーラはアストラのプラットホームをベースに作られるオペルの小型ミニバンで、効率的なパッケージングによってコンパクトな全長の中に3列シートを成立させたのが特徴。日本ではオペル・ザフィーラとしてヤナセから販売されたほか、タイ製のモデルがスバル・トラヴィックとして販売された時期もあった。ヨーロッパで2代目ザフィーラに試乗したのでレポートしたい。
新しいザフィーラでは、アストラとの関連性を明確化した外観デザインが採用された。このため日本仕様ではアストラの名前を冠した新しい車名に変更する案もあったそうだが、最終的にはザフィーラとして継続されることになったという。
全体に躍動感を感じさせる大胆なデザインが採用されていて、アストラのキャラクターラインともいえるV字型のフロントデザインやリヤ方向に強く上がるショルダーラインなどを特徴とする。バンパーに設けられた大型のエアインテークや立体的なヘッドライト、フロントグリルとリヤエンドパネルを横断するクロームバーなどは、アストラを連想させるデザイン的なポイントだ。