メンテ・ドライブで節約編(9)セルフスタンドの有効利用

カーライフに掛かる費用として、もっとも頻繁に発生するのがガソリン代だ。これを少しでも節約できればお得なカーライフが実現するのだが、ここ最近は、原油価格高騰に比例してガソリン代が値上がりする一方。我々クルマオーナーにとっては実に由々しき事態である。そんなガソリン代を手っ取り早く安くあげるには、ガソリンを少しでも安く売っているスタンドに行くのが一番。それが「セルフスタンド」だ。 　 ご存じの方も多いと思うが、セルフスタンドはその名の通り、自分でガソリンを入れるスタンドのこと。通常の店員がいるスタンドとは違い、窓拭きやゴミ捨てなどのサービスはついてこないが、その分スタンド側は人件費を軽減できるため、ガソリン単価を安くできるのだ。 　 セルフスタンドでのガソリン単価はスタンドによって異なるが、１リットルあたり１円〜５円くらい、通常スタンドよりも安い。たとえば年間10000kmの距離を走るクルマの燃費が10km／リットルだとすると、１年間で使うガソリン量は100リットル。これで１リットルあたり５円違うと、総額は5000円だ。窓は自分で拭けばいいし、ゴミは家に帰って捨てればいい。しかも自分でガソリンを入れるのは何気に面白いものだ。それでちょっとした上寿司なら３人前分のお金を１年間で節約できるのだから、利用しない手はない。 　しかも最近は新しいセルフスタンドが増えてきており、そんな新店舗のオープン当初はリピーターを獲得するために、さらにお得なサービスを展開している場合がある。ボクの近所の新セルフスタンドでは、なんと給油後にスロットが回り始める。そして絵柄が揃うと、１等は「1000円のプリペイドカード」、２等は「ガソリン代１リットル３円引き」、３等は「ティッシュ１箱」、４等は「ガソリン代１リットル１円引き」がプレゼントされる（ちなみに今まで５〜６回給油したが、１等こそないものの一度もハズレなし）。 　これがあるからよく利用する＝店の策略に見事にハマッているのだが（笑）、こういったサービスは利用者にとってはウレシイことこの上ない。もし、いつも通る道に新しいセルフスタンドができていたら、ちょいと立ち寄ってみるといいだろう。ほんのちょっとしかガソリンが減ってなくても、セルフなんだから気兼ねしなくていいわけだし。