走り出す前から試練だらけで・・・、

スバル インプレッサ

財布紛失だけじゃない! 次の試練は工具がない!!!

なんとか整備を進めるスタッフ

 国際ラリー2戦目である『ラリー・オブ・ロトルア』はニュージーランド。北島にある首都オークランドからクルマで3時間くらいの距離にある温泉町をベースに開催される。今回は埼玉スバルがスポンサー。福島スバルと同じくメカニックを派遣してくれることになりました。日本から行くのは私を除き4人。埼玉スバルの丸山君と番頭の宮本君、さらに弟子の新美を修行のため連れて行く。もう一人。ステッカーを新しくしなくちゃならない、ということで、張り替え作業終わったら観光するつもりの腕利き職人植草君も同行(結局観光ドコロでなく重要なチーム員になっちゃいました)。
 
 そしてオーストラリアからダニーさん、コ・ドラのシモーヌさん、さらにオーストラリア人ジャーナリストのシモーヌさん(なぜかチームを気に入ってくれたみたい)が加わり、トータル8人。ロトルア入りした人は地元のレストランで大いに盛り上がり、2リッターも入るジョッキのビール飲んでベロベロ。

 今までナイショだったけれど、パスポートから競技ライセンス、有り金全て入ったサイフを忘れちゃいました。深夜気付き「もしかしたらラリー、終わりましたね」と激しく落ち込む。幸い、翌日レストランに行くと「これね!」。ああよかった!
 
 しかし! 試練はこれだけで終わらず。翌日(火曜日)ラリーカーをピックアップしにいくと「まだ着いていないよ」。本来なら日曜日に到着しているハズなのに……。調べてもらうと「朝オークランドを出発したので昼過ぎには到着するでしょう」。されど到着したの、15時過ぎ。時間も無いのでオーストラリアで壊したクロスメンバーやアーム類交換という大整備をしましょう、となったのだけれど、今度は工具揃っておらず! ジャッキさえ無いのだ。手配していたのにクルマと同じく届いていない。おいおい! ラリー、間に合うか?