整備中のインプレッサ

バックアップしていただける方々のおかげで、本格的な参戦が実現!

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「ラリージャパンのエントリーを受理してもらうためには全日本ラリー選手権に出場するのもいいけれど、確実なモノとしたいなら海外のラリーがいいんじゃないの?」ということになった。

 出場しやすい海外のラリーとなれば、アジパシ(APRC/アジア・パシフィック・ラリー選手権)しかない。けれど当然ながらお金が掛かります。調べてみたら1戦あたり400〜500万円前後。5戦出場すれば2千万円! 3日間くらい迷ったものの、47歳という私のトシを考えれば最後のチャンス。大きな病気をしたと思って気合いを入れることに! 

 そんなこんなで昨年末、アジパシ開幕戦の『ラリー・オブ・キャンベラ』(オーストラリア)に向け、準備を開始す。有り難いもので、やる気になると応援して頂ける人も。

 まずオーストラリアに住んでいるダニーさんという人を紹介して頂く。相談して行くウチ「安い運送方法もあるよ」とか「サービストラックは工具とかのレンタルも含めて全部で20万円」みたいな状況になってきた。しかも! たまたま他のイベントでお会いした福島スバルの社長とラリーの話をしていたら「じゃウチからメカニックを出しましょうか。講演会もお願いしますよ。ラリーの予算の一部に使って下さい」。

 聞けば営業担当の人は実績に応じ海外研修などがあるけれど、サービスの人は無いとのこと。いろんな経験をさせてあげたいので、良い機会がないか考えていたのだそうな。こういったバックアップのおかげで、どうやら1戦あたり200万円程度の自己負担で済む感じになってきた。1千万円なら定期預金崩し、クルマを手放すだけで何とかなる。もちろん紆余曲折あったが(原稿書きなどの本業はいつもの半分くらいなるほど準備が大変)、最終的にコ・ドラも日本語を少し話せるオーストラリア人の女性で決定。準備整って47歳になった誕生日の4月16日、オーストラリアに向かったのだった。(続く)