ボディ色や内装色など、カスタムオーダーできるAMG。

ホワイトメーターに、赤い指針を持つのがAMGの証。しかし、一番左の時計は少々大き過ぎるような・・・。

他のCLSは7速ATだが、AMGのみ5速ATに。ATもAMG専用開発で、スピーディな変速を可能とするスピードシフトが採用されている。

ショルダー部にアルカンタラを使ったスポーティなシートが用意されている。細部に渡り調整ができるので、ベストなドライビングポジションが取れる。

リヤシートは完全にセパレートされている。狭くはないが、乗り降りはルーフが低く大変。

フロントから流れるようなコンソールは見事。アーティスティックな空間を演出している。

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贅沢な4人乗り

 堂々たる3ナンバーサイズのボディながら、CLSクラスの乗車定員は4名。後席にも大きなセンターコンソールを設け、2人が左右にゆったり座るシート配置を採用している。

 その後席へはもちろんのこと、運転席に乗り込むのも大変だ。全高が低い上にドアの開口部が小さいため、乗降性に関してはほめられたものではない。特に後席へは大柄な人や年配の人などは乗り降りしたくない感じになるほどだ。

 今回の試乗車CLSクラスの最上級モデルとなるCLS 55 AMGだったが、標準仕様のモデルも含めてウッドや本革などの自然素材がふんだんに使われており、超ラグジュアリーな雰囲気が演出されている。特にCLS 55 AMGにはナッパレザーの本革シートが用意されており、高級感とスポーティさとがうまく表現されている。AMGにはオーナーが好みの仕様に仕上げるカスタムオーダープランも用意されている。

 高級車であるだけにDVDナビなども含めて豪華な快適装備が用意されているが、中でも注目されるのはCLS500以上に採用されるハーマンカードンのオーディオシステム。12スピーカーの最高級オーディオだ。

代表グレード
CLS55 AMG
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,915×1,875×1,390
車両重量[kg]
1,940
総排気量[cc]
5,438
最高出力[ps(kw)/rpm]
476(350)/6,100
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
71.4(700)/2,650〜4,000
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
6.4
定員[人]
税込価格[万円]
1396.5
発売日
2005年2月4日
レポート
松下 宏
写真
和田清志
取材協力
箱根ターンパイク
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