ワイドなエアインテークを備えたフロントバンパーが、AMGの専用装備となる。

サイド&リヤもAMG専用デザイン。CLSのエレガントなデザインの中に、シャープさをプラス。

ディフューザー風のエアロバンパーからのぞくマフラーは左右で4本出し。大迫力です。

グリルもAMG専用。AMGは3本スリットとなっている。

滑らかに流れようなルーフラインを持つCLS。車高もかなり低い。

ワイド&ローを強調したデザイン。なんとSクラスより+20ミリ、ベースとなっているEクラスより+55ミリワイドだ。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

メルセデスらしくないデザイン重視の超美的フォルム

 Eクラスの基本メカニズムをベースに、スタイリッシュな外観デザインをまとった4ドア車に仕上げたのがCLS。ドア数こと4枚だが外観デザインはクーペそのもので、見るからに美しいセダンに仕上げている。メルセデス・ベンツというと、基本的な機能を重視したクルマ作りをすることが多いが、これは機能よりもデザインを優先させたクルマである。日本ではその昔、カリーナEDというクーペのような4ドア車があったが、それと同じようにデザイン優先のクルマ作りを実施した確信犯ともいえるクルマだ。

 フロントバンパーからフェンダー、Aピラー、ルーフ、Cピラー、リヤフェンダーへと流れるようなラインが描かれた外観デザインは見る者をハッとさせるような息をのむ美しさがある。実際に近づいてみると相当に大きなボディなのだが、それが小さく見えるのはデザインによるものだろう。
 
 外観上の大きな特徴はサッシュ(窓枠)のないドアを採用すること。日本ではハードトップとも呼ばれるタイプのドアである。

代表グレード
CLS55 AMG
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,915×1,875×1,390
車両重量[kg]
1,940
総排気量[cc]
5,438
最高出力[ps(kw)/rpm]
476(350)/6,100
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
71.4(700)/2,650〜4,000
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
6.4
定員[人]
税込価格[万円]
1396.5
発売日
2005年2月4日
レポート
松下 宏
写真
和田清志
取材協力
箱根ターンパイク
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