フォード FOCUS SEDAN
FOCUS SEDAN

フォーカスらしい尖った部分が無くなり、良くも悪くもフツーな感じになった。

高い競争力を持つ優れたパッケージング

 フォードは長安汽車と提携を進め、2001年に長安福持汽車と呼ばれる合弁会社を立ち上げ、中国向けフォード車の生産を行っている。その第1弾となったのは、2003年のフィエスタであり、2004年からはモンデオ、さらに今年からはフォーカスの生産を開始する。

 日本市場向けではフォーカスのセダンは発売されていないが、中国では2ボックスより3ボックスの方が求められるため、当然ラインナップされており、上海モーターショーにもディスプレーされた。全長×全幅×全高が4488mm×1840mm×1484mm、ホイールベースが2640mmと、室内スペースがゆったりと採られ、526Lのトランク容量を誇り、このセグメントのコンペティターたちと比較しても快適性や実用性の面で、かなり高い競争力を持っている。エンジンは132psの1.8L直4のデュラテックHEを積み、これにシーケンシャルタイプのシフトを組み合わせる。8月から現地で発売される予
定だ。