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オトクな日常カーライフ編

確実に税金負担を軽減できる「グリーン税制適合車」はかなりオトク

カーライフ・ジャーナリスト渡辺陽一郎

カーライフ・
ジャーナリスト

渡辺陽一郎


2つの基準の達成度合いによって、グリーン税制の適用範囲は違ってくる

 今、クルマの維持費を確実に節約できる方法として注目されているのが、グリーン税制の適合車を買うこと。環境負荷が少ないクルマの販売を促すため、排出ガスがクリーンで燃費に優れたクルマの税金を軽減している。
 グリーン税制の基準は、『平成17年排出ガス基準』と『平成22年度燃費基準』。この2つの基準の達成度合いに応じて、グリーン税制の適用を受けることができる。
 軽減の仕方は2段階。軽減される金額が大きいのは、『平成17年排出ガス基準75%低減』と、『平成22年度燃費基準プラス5%』を達成した場合だ。購入時の自動車取得税が1万5000円、購入の翌年度に支払う自動車税が約半額にそれぞれ軽減される。

軽自動車は購入時の取得税が2段階で軽減されるメリットあり。

 そして上記2つの基準、つまり『平成17年排出ガス基準75%低減』か『平成22年度燃費基準プラス5%』のうちどちらか片方が、『平成17年排出ガス基準50%低減』、あるいは『平成22年度燃費基準』にとどまった場合は、自動車取得税が1万円、購入の翌年度に支払う自動車税が25%軽減される。
 この軽度の軽減で注意したい点は、どちらか片方のレベルダウンであり、平成17年排出ガス基準50%低減と平成22年度燃費基準の2本立てではグリーン税制の対象から外れてしまう。
 なお、軽自動車税は年額/7200円と安いため、軽減措置は設けられていない。軽自動車では購入時の取得税のみ、9000円/6000円の2段階で軽減される。軽自動車の取得税は、小型&普通車が取得価格の5%であるのに対して3%。そのために軽減される金額も少なくなってしまうのだ。