この記事の目次 CONTENTS
初売りは特典、決算セールは値引き
2024年も納車遅れに備えて早めにお店へ
初売りや決算セールで損しないポイント3つ
ポイント① お店に行く前に買取価格を確認
ポイント② 新車は「持ち帰って検討」でOK
ポイント③ クルマ選びではリセールバリューにも注目

ライター紹介

CAR-TOPICS編集長

村田 創 氏

大学卒業後新車ディーラーにて5年勤務。その後、中古車のガリバーへ入社。車一筋20年以上のベテランが新車から中古車まで幅広く解説します。

初売りは特典、決算セールは値引き

初売りと決算セールの時期は、どちらもディーラーや販売店にとっては「クルマが売れる時期」であり、だからこそその機会を活かして「クルマを売りたい時期」です。
しかし初売りの時にはオプションサービスや福袋などの「特典」が充実するのに対して、決算セールは「値引き」が引き出しやすくなるという傾向があります。

値引きが難しいクルマは初売りを狙う

新車の値引き相場は一般に5~15%と言われていますが、高級車のブランドや新型車、人気車などの場合、「一切値引きはしない」というところもあります。

そういうブランドやクルマを狙っている場合には、初売りでの購入をオススメします。車両本体の価格は値引きをしてくれなくても、高級ギフトが「福袋」としてもらえたり、あるいはオプションが「お年玉」として無料でついてきたりするからです。

ガリバーで2024年1月1日から実施される初売りセールでは、特設サイトにて車両情報や特典情報を発信しています。詳しくは以下の特設サイトをご確認ください。

安さ重視なら決算セールを狙う

値引きが狙えるクルマで、かつ「オプションやギフトより安さ重視」という場合なら決算セールでの購入が良いでしょう。より大きな値引きを引き出すためのテクニックもありますので、以下のページで交渉術をチェックしてみてください。

2024年も納車遅れに備えて早めにお店へ

2024年1月の初売りと決算セールに向けては、早めの検討開始が非常に重要です。
2023年は2022年と比べると半導体が不足による納車遅れは落ち着いてきました。しかし、SUVやミニバンの人気車種は未だに納期が長い傾向にあります。また、2023年は生産遅れと新モデルの発表の兼ね合いから受注停止となった車種が多くあったことも特徴です。例えば、ホンダのZR-V、トヨタのカローラクロスなど受注停止が2023年は話題になりました。
そのため、車種検討の出足が遅れると「3月の車検までに新車が納車されない」という可能性もあります。

決算期のディーラーにとって重要なのは、「3月末日までに新車登録ができる台数」。というのも、3月中の新車登録台数に応じてメーカーから販売促進費などのインセンティブがもらえるのです。そのため3月までに新車登録ができないと値引きインセンティブがなくなってしまい、値引き交渉もしにくくなります。

新車登録や納車のタイミングを確認するためにも、早めに情報収集を開始し「自分が欲しい車種は、納車までどれくらいかかるのか」を把握しておきましょう。

待てない場合は未使用車もチェック

クルマの購入を検討している人の中には「次の車検までには」と思っている人も多いもの。そんな時に「3~4か月待ち」と言われると、車検に間に合わない人もいるでしょう。
そんな場合には、「登録済み未使用車」を探してみるというのも一つの方法です。

「登録済み未使用車」とは、ディーラーが実績を作るために新車登録をしたけれども、実際にはまだ使用されていないクルマ。そのため状態が非常に良く、それでいて新車よりリーズナブルという「良いところ取り」ができます。

登録済み未使用車は「在庫がある」クルマなので、手続きさえ済ませれば数日程度で納車されるのが一般的。そのため「何カ月も待たされる」ということはないでしょう。
在庫が少ないのがデメリットなので、条件に合うクルマを見つけたら早めに問い合わせてみましょう。

初売りや決算セールで損しないポイント3つ

初売りや決算セールでお得なクルマを見ると、「今買わなければ」と急いでしまいがちです。だからこそお店に行く前に知っておきたいのが、以下の3つのポイントです。

ポイント① お店に行く前に買取価格を確認
ポイント② 新車は「持ち帰って検討」でOK
ポイント③ クルマ選びではリセールバリューにも注目

これから、それぞれのポイントを具体的にご紹介します。

ポイント① お店に行く前に買取価格を確認

「今すぐにでも初売りに行きたい」「お正月休みにディーラーに行ってみようと思う」

そんな人が忘れがちなのが、今のクルマの買取価格のチェック。何も調べずに、「とりあえずお店に行ってみよう」と思っていませんでしたか?

何の下調べもなくディーラーに下取りに出してしまうと、場合によっては何万円も損する可能性もあるのです。

下取り価格も比較が重要

ではなぜ、ディーラーの下取りに注意する必要があるのでしょうか。

何より、お店に入ってしまうと「その下取り価格が妥当なのか」を判断する客観的情報がないからです。お店の人に「これが相場です」「これ以上は無理です」と言われてしまうと、「そんなものかな」と雰囲気に流されてしまいがちです。

特に新車を購入する時は、その値引きにばかり目が向くもの。
そのため「実は70万円で売れるクルマだったのに、60万円の下取りで何も考えず受け入れてしまった」という話も聞きます。

しかしそれでは、せっかく価格交渉をして値引きをしてもらった努力も水の泡です。

買取価格を調べておけば安心

お店でうっかり損をしないためおすすめなのが、まずは買取価格を調べておくこと。ガリバーでも、買取の査定を行っています。

その見積もりを持った上で初売りに行けば、ディーラーの下取りがお得なのかどうか分かります。「ガリバーではもう少し高く買い取ってもらえるんだけど…」など下取り価格の交渉もできます。

またガリバーでは、家にいながら簡単に査定が受けられる「ガリバーオート」というアプリもご用意しています。外出せずに買取価格が分かり、しつこい営業もないので、忙しい年末年始にぜひお役立てください。

買取価格を調べておけば安心

ポイント② 新車は「持ち帰って検討」でOK

お店に行くと「今がお得です」などと言われることは多いです。年末年始ということで何となく気持ちも大きくなり「じゃあ買ってしまおうか」と思う人もいるでしょう。

ただ1~3月というのは、ディーラーが「何としてもクルマを売りたい時期」。そのため、1月の初売りを逃しても、2月や3月でも似たようなキャンペーンをやっていることは多いですし、価格交渉もしやすいです。

急ぐあまり、買取価格やリセールバリューのチェックを怠ると、そちらの方が損になってしまう可能性は高いです。お店にいって話を聞いたら、「ちょっと考えてみます」と言って話を持ち帰っても良いでしょう。

今のクルマの売却は早い方が得

新しいクルマを「買う」ことに関しては、急がなくても良いです。ただし今のクルマを「売る」ことに関しては、1日でも早い方がお得です。

中古車というのは、少しでも新しい方が価値があるもの。特に3月は中古車もよく売れるので、買取価格も高くなりやすいのです。

「新しいクルマが納車されるまでに時間がある…」という場合には、代車の貸し出しサービスを利用するのも一つの方法です。ガリバーでも代車をご用意していますので、お気軽にご相談ください。

今のクルマの売却は早い方が得

ポイント③ クルマ選びではリセールバリューにも注目

クルマを買う時には、「新しいクルマがいくらで買えるのか」「古いクルマがいくらで売れるのか」だけに注目しがちです。しかし「次に手放すとき、新しいクルマがいくらで売れるのか」に注目すると、もっとお得な買い物ができます。

その参考になるのが、「3年後に残っていると想定される価値」を数値化したのが「リセールバリュー」です。クルマを乗り潰すつもりの人はともかく、5年後や7年後に手放す可能性がある人も、知っておくとお得な考え方です。

 

リセールバリューの見極めは詳しい人に

以下のようなクルマの場合、リセールバリューは高くなる傾向があります。

  • 希少価値の高いクルマ
  • 安定した人気があるメーカー、車種
  • 人気のあるボディタイプ

「スライドドアの軽と決めているけれど、メーカーにはこだわりはない」というように、条件はあるもののメーカーや車種は決めていないという人は、リセールバリューを一つの基準にしては如何でしょうか。

とはいえリセールバリューの見極めは難しいもの。「難しい」「分からない」と感じたら、お店の人に聞いてしまっても良いでしょう。

ガリバーではリセールバリューはもちろん、「維持費が安いクルマが欲しいのだけど」「本当に安全なクルマって?」といったご相談も承っています。数多くのメーカーを取り扱うガリバーだからこそ、メーカー横断で、お客様の条件に最も合う一台をご提案します。