こんな時代の節約カーライフ知恵袋!ドライブから愛車の売却までのオトクな裏技教えちゃいます

メンテ・ドライブで節約編

アクセルとブレーキの踏み加減ひとつで、無駄なガソリン代を浮かせることができるアクセルとブレーキの踏み加減ひとつで、無駄なガソリン代を浮かせることができる

フリーランスライター 斎藤充

フリーランスライター

斎藤 充


エンジンの回転数とクルマの速度を一定にできるかがエコランのキモ!!

 燃費はクルマの走らせ方によって大きく上下する。「燃費を節約する走り方=エコラン」のポイントはいくつかあり、まずはアクセルを一定に保つことが重要だ。
 例えば高速道路で100kmの距離を走る場合、アクセルを戻したり踏んだりしてチョコチョコ加減速するよりも、一定のアクセルの踏み具合で走り続けた方が燃費は確実に良くなる。つまり、エンジンの回転数とクルマの速度を一定にして、どれだけスムーズに走らせられるかがキモなのだ。クルマによって異なるので一概には言えないが、高速道路では時速90kmで2000〜3000回転ぐらいが“スムーズ”と言える走り方になるだろう。
 信号や渋滞の多い一般道でスムーズな走行はチョイと難しいが、常に信号の変わるタイミングや前方車両のスピードなどを予測して、無駄な加減速を減らすように心掛けよう。やむなく赤信号で止まる場合は、後続車がいないのならば、アクセルを一定にして、もう少しで信号までたどり着けそうな位置に来たらアクセルを戻して惰性で止まるようにしよう。
 また、発進する際はある程度アクセルを開けて一定の速度まで加速してから、その速度を保つように。低いギアでゆっくり加速するより、燃費は良くなる。いきなりアクセル全開で走り出すなんてもってのほかだ。

エンジンブレーキを効果的かつ安全に使えるようになれば一人前!!

 また、エンジンブレーキもなかなか効果的だ。クルマにもよるが、エンジン回転数が1500回転以上でアクセルを戻している(=エンジンブレーキがかかっている)と、多くのクルマはコンピュータが働いて燃料をカットする。その間はエンジンが動いていながらも、ガソリンは消費しないのだ。だから山道の下り坂などでは通常のブレーキではなく、なるべくエンジンブレーキを使うようにしよう。だからといって、追突しそうになるまでエンジンブレーキで粘ったりするのはNG!! あくまで安全に走行できる範囲で行うべし。
 こういったエコランを徹底すれば、燃費は10〜20%ぐらい向上するはず。ガソリン代が年間10万円掛かっていたとすると、1〜2万円も浮くことになるのだ。エコラン期間が長いほど燃費アップの度合いは見込めるが、人によっては1カ月でも効果は表れるだろう。しかもスムーズ走行のエコランはエンジンに負担が少ないので、エンジンも長持ちする。どう? 少しはエコランに興味が出てきたかな?