ピニンファリーナ バードケージ75
バードケージ75

タテ2本出しのマフラーが斬新さをアピール。テールランプが埴輪の目のように見えて仕方がないのだが・・・。

バードケージ75

乗降はボンネットごと大胆に開く。多少無理を感じるが近未来のクルマってことで・・・。

バードケージ75

現在のクルマのインパネをまったくイメージさせないインターフェイスデザインは、さすがピニンファリーナ。透明のヘッドアップディスプレイには、さまざまな情報が投影されるという。

アルミ製パイプで構成された700馬力マシン!

 ピニンファリーナ創立75周年を記念したこのモデルは、マセラティの未来型スーパースポーツカーを予見させるコンセプトカーである。

 車名に与えられたバードケージは1960年代前半に登場した、ミッドシップレイアウトのティーポ63から採られたもの。エクステリアは、ティーポ63の大きなフロントスクリーンをアレンジして、バードケージ75ではフロントからルーフ、リヤセクションにかけてガラスで覆い、オープンスタイルを表現するために、ボディ前半部分を支点に2/3程度を上方に開閉させる手法を取り入れるなど、現代風なアレンジが施されている。

 シャシーはマセラティMC12のカーボンモノコックタブをベースに、車速やエンジン回転数など、さまざまな情報を映し出す透明なヘッドアップディスプレーなどを支持する、バードケージ構造のアルミ製パイプで構成されている。エンジンは同じく6LV12のMC12用で、700psの最高出力を持つという。