フロントマスクまわりも大きく印象を変え、生まれ変わったシトロエンC5。

リヤゲートまわりはデザインもさることながら、実用性も高い設計。

足回りの独自メカニズムで、快適な乗り味を実現している。

ワゴンはテールゲートのガラスだけが開くので便利。

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油圧式サスペンションのハイドラクティブIIIを採用

 C5はシトロエンのフラッグシップに当たるモデルで、2000年秋のパリサロンでデビューし、日本に導入されたのは2001年6月。シトロエンならではの機構となる油圧式サスペンションのハイドラクティブIIIを採用するのが大きな特徴だ。本国での発売から4年を経過して大幅なマイナーチェンジによる魅力アップを図ってきた。
 
 今回の改良では外観デザインにも大きな変更が加えられた。シトロエンを象徴するダブルシェブロンのエンブレムはクロームのグリルストリップと一体になってデザインされ、ブーメラン型のヘッドライトの採用と合わせてフロント回りのイメージは大きく変更された。それに伴ってボディの全長も120?(ワゴンのブレークは60?)も延長された。全幅も10?拡大されているから、今回のマイナーチェンジがいかに本格的なものであるかが分かるだろう。
 
 リヤのテールランプもブーメラン型のものに変更されており、ほかにもボディ各部には細かな変更が加えられ、その変更点は枚挙にいとまがないほどだ。外観イメージからすると、全く新しいクルマのようになった。

代表グレード
C5ブレイクV6エクスクルーシブ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,840×1,780×1,570
車両重量[kg]
1,610
総排気量[cc]
2,946
最高出力[ps(kw)/rpm]
210(152)/6,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
30.0(285)/3,750
ミッション
6AT
定員[人]
5
税込価格[万円]
180.7
発売日
2004年11月
レポート
松下宏/オートアクセル
写真
オートアクセル
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