BMW 3シリーズ
3シリーズ

やはりBMWは走る姿が一番カッコいい!そう思わせる流麗なフォルムだ。

3シリーズ

最新トレンドを取り入れつつ、同時にBMWらしさも強烈に感じられる巧みなデザインのリアフォルムに注目。

3シリーズ

BMW伝統のスポーティなドライバー優先レイアウトをとりながらも、ナビやiDriveなど最新のIT技術がふんだんに用いられ華やかさもプラスされたコックピット。

3シリーズ

よりワイドになった車幅が良く分かるショット。低く構えたフロントマスクがスポーティ感を演出する。

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フロントマスクとは反して重厚感あるリアフォルム。ハイデッキ化により空力性能を高めながら、かつトランクの積載量も確保しているようだ。

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十分なスペースを確保していると思われるトランク部。より積みたい時には後席とのトランクスルーによる荷室拡大も可能となっている模様だ。

デビュー前に早くもお披露目!5代目BMW3シリーズ

 BMW人気の中核を担う3シリーズ。来る2005年春、ついに5代目となる新型モデルが登場することになったという。早速、ミュンヘンから特別に届いた事前発表の内容について報告しよう。
 
 まずは、近年のBMWデザインの集大成というべき独創的なスタイルに目が留まる。長いエンジンフードとショートオーバーハングの組み合わせで形成するBMWらしい伝統的なスタイルをベースに、同社Z4や1シリーズのようなスポーティさと、5シリーズ、7シリーズの高級感とを上手く融合させて仕上げられた印象だ。ボディサイズは全長4520mm(先代からプラス49mm)、全幅1817mm(同プラス78mm)、全高1421mm(同プラス6mm)、ホイールベースは2760mm(同プラス35mm)と、先代に比べさらに拡大。より余裕ある室内空間を確保出来たという。

 5代目3シリーズのエンジンラインナップは当初4タイプ。うち1種類は、近年欧州で人気の高まるディーゼルタイプで、残りはガソリンエンジンである。最上級グレードとなる330iに積まれる直列6気筒バルブトロニックエンジンは、同名の従来モデルに比べ27馬力(20kW)もの出力アップを図り、最高出力は実に258馬力(190kW)を誇る。同ユニットでは、クランクケースやシリンダーヘッドカバー等に量産エンジンでは初めてのマグネシウムを使用。アルミニウムに比べ3割もの軽量化を実現し、ダブルVANOSとの組み合わせなどによりさらなる低燃費も実現したという。なおエンジンラインナップについては今後さらに段階的な追加投入が予定されているようだ。
なお本国仕様では全車6速マニュアルトランスミッションが標準。6速となったオートマチックはオプションとなるが、おそらく日本では後者が標準仕様となるだろう。

 走りの面では、伝統の後輪駆動方式や前後50:50の重量配分などを継承。その上で3シリーズ専用のアルミ製ダブルジョイント式フロントアクスル、5リンク式リアアクスルの採用に加え、5シリーズなどに先行採用されたアクティブ・ステアリング、新世代DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)などの新機能をプラスし、よりBMWらしいダイナミクスを実現したようだ。

 安全面では、従来モデルに比べ重量を増やすことなくボディ剛性を25パーセントも強化。ユーロNCAPの衝突実験における最高基準をクリアするレベルの安全性を確保した。世界で最も厳しいとされる米国の側面衝突基準や高速後面衝突基準についても完全にクリアする内容となっている模様だ。また特筆すべきは、ブレーキを強く踏んだときやABSが作動したときにブレーキランプの点灯面積を広げる2段点灯式ブレーキ・フォース・ディスプレイだ。後続車からの発見が早まり、より安全な制動距離を保つことが可能になるという。


 世界デビューの場は2005年春に行われる欧州ジュネーブ・モーターショーの予定。日本デビューについては今のところ未定とのことだが、早々の投入に期待したいところだ。

(※注:本文中のスペック、装備等は全てドイツ本国仕様の事前情報をもとにしたもので、日本仕様とは異なる可能性がある)

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代表グレード
325i(ドイツ仕様)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4520x1817x1421
最高出力[ps(kw)/rpm]
218(160)/6500
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
250N・m/2750〜4250
ミッション
6速マニュアルトランスミッション
税込価格[万円]
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発売日
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レポート
徳田 透(編集部)
写真
BMW AG
取材協力
BMWジャパン