↑525と530には直列6気筒エンジン、545にはV8エンジンを搭載する。

↑パワフルでシャープな走りはBMWらしいスポーティーな印象。ハンドリング特性は独特の仕上がりだ。

↑力強さを表現した新デザインのアルミホイールを装着している。

↑直進安定性に優れるBMW5シリーズ。まったく不安感のないビシッと安定した走りを見せる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

高速周回路でのテスト走行でも余裕を見せる新BMW5シリーズのハイポテンシャル

 BMW5シリーズに、ブリヂストンのテストコースで試乗した。高速周回路、定常円旋回などが可能なコースが用意され、さまざまなシチュエーションでテスト走行ができるようになっている。
 今回、BMW5シリーズに乗って感じたのは、ステアリングのフィーリングの違い。これまでのクルマと大きく異なる操舵感覚は、革新的なステアバイワイヤーという技術によるもので、ハンドル操作を電気信号に変えて、操舵を電気モーター駆動するというもの。
 万一の時には、この装置は自動キャンセルされて、通常のステアリング操作になるので、心配はないというメカニズムだ。
 低速走行でハンドルを少し切っただけで、タイヤはかなり大きく動き、高速走行ではハンドルがどっしりとした重さを持つという仕組みだ。
 また、ボディーのフロント部分にはアルミを採用することで、フロントヘビーになるのを抑えるなど、革新的なチャレンジがなされている。
 BMW5シリーズというサルーンであっても、根底に流れるコンセプトはスポーツであり、走りの躍動感、楽しさをドライバーが感じられるように設計されているのが分かるクルマだ。

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代表グレード
525i
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4855×1845×1470
車両重量[kg]
1580
総排気量[cc]
2493
最高出力[ps(kw)/rpm]
192(141)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
25.0(245)/3500
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.8
定員[人]
5
税込価格[万円]
570
発売日
2003年8月
レポート
オートアクセル
写真
T.P.U./オートアクセル
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