現在、人気車の条件として挙げられるものに「3列シート」がある。非常用だろうがなんだろうが、3列目にもシートがあることが重要視される。ポルシェにもリヤートがあるのと同じで、そこにシートが存在すれば、イザというときに人を乗せることができる。
だが、シエンタの3列目のシートは非常用シートではない。大人がキチンと乗れることを最初から想定して開発がなされている。
外観はなんともファニーな顔付き。あまりにかわいすぎると女性も敬遠してしまうのではないかと思うが、実物は意外と大柄でかわいさよりもデカさがのほうが印象として強い。
全長はカローラスパシオよりも短いが、ボディを大きく見せているのは全高のせい。高さは1670mmもある。機械式の立体駐車場には絶対に入らないサイズだ、
左右のリヤドアはスライド式で開閉するので、狭い場所での乗り降りも楽にこなせる。子どもにドアの開け閉めをさせても隣のクルマや壁にドアをぶつける心配もない。