丸目二灯の可愛らしいフロントマスクを持つシエンタ。「ヒーリング・モダン」をコンセプトにデザインされたエステリアは、シンプルながら温かみが感じられる。

短いオーバーハング、車両感覚のつかみやすいスタイル、高効率のパッケージングなど、ミニバンとしての使いやすさが考え抜かれたデザインになっている。

「カフェでのくつろぎ」をテーマに設定されたボディカラーは、写真の花の清々しい香りをイメージさせる侵食のラベンダーマイカメタリックなど全9色を用意。

助手席のスライドドアは、パワースライドドアを採用。またスライドドアイージークローザーなどの採用により、ドアの開閉の操作性が向上している。

エンジン音、振動の抑制に加え、吸・遮音材の効果的な配置により、7人乗車でも会話が楽しめる静粛性を追及。「ミニバン=うるさい」という式はシエンタには当てはまらない。

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3列シートのコンパクトカーがシエンタだ

 現在、人気車の条件として挙げられるものに「3列シート」がある。非常用だろうがなんだろうが、3列目にもシートがあることが重要視される。ポルシェにもリヤートがあるのと同じで、そこにシートが存在すれば、イザというときに人を乗せることができる。
 だが、シエンタの3列目のシートは非常用シートではない。大人がキチンと乗れることを最初から想定して開発がなされている。
 外観はなんともファニーな顔付き。あまりにかわいすぎると女性も敬遠してしまうのではないかと思うが、実物は意外と大柄でかわいさよりもデカさがのほうが印象として強い。
 全長はカローラスパシオよりも短いが、ボディを大きく見せているのは全高のせい。高さは1670mmもある。機械式の立体駐車場には絶対に入らないサイズだ、
 左右のリヤドアはスライド式で開閉するので、狭い場所での乗り降りも楽にこなせる。子どもにドアの開け閉めをさせても隣のクルマや壁にドアをぶつける心配もない。

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代表グレード
1.5X(FF)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4100×1695×1670
車両重量[kg]
1210
総排気量[cc]
1496
最高出力[ps(kw)/rpm]
105(77)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.1(138)/4200
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
19.0
定員[人]
7
税込価格[万円]
156.45
発売日
2003年9月
レポート
オートアクセル
写真
T.P.U./オートアクセル
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