車両保険はいらない?必要か決めるためのポイントを解説

ボディーに傷が付いてしまったクルマ
車両保険に入っていないと修理代は自腹?!

保険でクルマの損傷を修理するためには、車両保険の加入が必要

更新日:2022/08/29

自動車保険を検討する際、車両保険に加入するかどうか悩む人は多いでしょうか。車両保険を付けなければ保険料が安くなりますが、もし事故を起こしてしまえば、クルマの修理に数十万といった高額な費用がかかることも珍しくありません。
しかし、車両保険は加入していても使うと等級が下がって保険料が高くなったり、免責で自己負担があったりと、何かと使い勝手が悪いと感じる場合もあります。実際のところ、どのような人やクルマに車両保険が有効なのか詳しく見ていきましょう。

遠車両保険とは

車両保険の補償内容について解説します。また、保険料にも係る車両保険の2種類「一般型」と「限定型」の違いについても説明しているので「車両保険に入りたいけど保険料は抑えたい」という方は参考にしてください。

車両保険の補償内容

車両保険は、自分のクルマの損害を補償するための保険です。事故でクルマが損傷したときの修理費用だけでなく、盗難やいたずら、自然災害(地震・噴火・津波を除く)などによって発生した損害も補償します。

車両保険の種類「一般型」と「限定型」の違いは?

車両保険には「一般型」と「限定型」という2つのタイプがあり、それぞれ補償範囲が異なります。なお、限定型を「エコノミー型」と呼ぶ保険会社もあるので注意してください。呼び方は異なっても補償内容は保険会社を問わず似ており、一般的な内容は以下の通りです。

一般型 限定型
他車との衝突
いたずら・落書き
盗難
飛来物・落下物との衝突
(飛び石など)
台風・竜巻・洪水・高潮
ひょう・あられ
火災
単独事故 ×
自転車と接触 ×
転覆・墜落 ×
当て逃げ ×
地震・噴火・津波 × ×

一般型の方が補償範囲は広いですが、その分だけ保険料が高くなります。単独事故や自転車との接触、当て逃げなどのリスクを負えるかどうかが、車両保険のタイプを選ぶときのポイントになるでしょう。

車両保険がいらないと思われている理由3つ

車両保険がいらないと思われている理由は大きく以下の3点が考えられます。

  • 保険料が高い
  • 小さな事故だと車両保険を使わない
  • 事故を起こしても相手の保険金で賄えると思っている

それぞれの理由について詳しくみていきましょう。

保険料が高い

車両保険に加入すると保険料が高くなります。そのため、クルマの損害は自分の貯金で対応した方が良いと考える人もいるでしょう。

保険料は契約条件によって異なるので、正確な保険料は保険会社への見積りが必要です。車両保険に加入すると、「車両保険なし」の場合と比較して保険料はだいたい1.5~2倍ほどになります。

小さな事故では車両保険を使わない

大きな事故が起きた場合でないと、車両保険を有効に使えることは少ないでしょう。車両保険を使うと保険の等級が下がるため、例えばボディーのすり傷程度の修理では、車両保険を使わず自費で支払うことが一般的だからです。

車両保険を使うと保険の等級が下がるため、次回の契約から保険料が上がります。クルマの修理費用が数万円程度の比較的安いケースでは、修理費用より保険料上がったときの差額の方が高くなることがあるため、車両保険を使わないという判断となる場合もあります。

高額な保険料を払っているのに使う可能性が低いなら、車両保険は不要と考える人は少なくありません。

相手の保険金で賄えると思っている

相手がいる事故で自分にまったく過失がなければ、自分の保険の補償内容に関わらず基本的には、相手が修理費用を全額負担することになります。仮にご自身の責任割合が1割~2割などの場合、自己負担となる修理費用は車両損害額の10~20%程度です。そのため、車両保険ではなく貯金で対応できると考える人は多いでしょう。

車両保険が必要だと思われる場合

保険料が高いため、車両保険に入るかは悩むところでしょう。ただ、以下のような場合を考えると車両保険に加入をしておいた方が良いかもしれません。

  • 運転に自信がない場合
  • 自然災害を心配する場合
  • 車両購入代金が高い場合
  • 車上荒らしや盗難に備えたい場合

それぞれの場合について解説します。

運転に自信ない場合

クルマの運転に自信がない場合は、車両保険が必要でしょう。多少の保険料を払ってもリスクに備えた方が賢明です。運転に慣れてきた頃を目途に、契約更新時に改めて車両保険を継続するかを検討するのもよいでしょう。

自然災害を心配する場合

自然災害によってクルマが大きな損害を受けるリスクを心配するなら車両保険が必要です。車両保険は交通事故だけでなく、台風・竜巻・洪水・高潮・ひょう・あられで発生したクルマの損害も補償されます。地震・噴火・津波に対応していませんが、保険会社によって特約でカバーできるでしょう。

車両購入代金が高い場合

高級車と呼ばれるような車体価格の高いクルマを購入したときも、車両保険はおすすめです。高級車を修理するときは、1つ1つの部品やボディーの塗料などが高額な傾向にあります。そのため、修理費用が高額になりやすく、車両保険を有効に利用できるケースが多いのです。

車上荒らしや盗難が発生する

車両保険は交通事故以外に、車上荒らしやいたずら、落書き、盗難にも対応しています。交通事故を起こさない自信があっても、セキュリティ対策されていない駐車場にクルマを駐車させたり、治安の悪い地域で使うことが多かったりという場合は車両保険を検討しましょう。

車両保険への加入を判断するポイント

車両保険への加入判断として、補償内容の確認の次に行いたいのが対象のクルマや利用頻度です。どのようなクルマや利用状況の場合に車両保険に加入した方が良いのかを解説します。

車のローンが多く残っている

クルマのローンが多く残っている場合は、車両保険に加入しておくと安心です。ローンの残りが多いほど、事故を起こしたときのリスクが高くなります。
例えばクルマの購入後、すぐに自分の過失でクルマを大破させてしまって、クルマが廃車になる可能性はゼロではありません。クルマを失ってローンだけが残ってしまうとその後のカーライフだけでなく、生活そのものにも大きな影響が出てしまいます。

購入金額、時価相当額が車両保険金額に見合うか

車両保険金額は、クルマの購入金額や時価相当額によって決まります。時価相当額とはクルマの価値のことで、車種や年式などから算出されます。
経年によりクルマの年式が古くなっていくと、時価額も下がるので設定できる保険金額が低くなります。クルマの価値と車両保険金額が見合っているかは、車両保険を選ぶときの大きなポイントです。

車の利用回数が多いか?

クルマの利用回数が多いと、当然ながら事故を起こすリスクも高まります。毎日、通勤や通学で必ずクルマを利用する、あるいはクルマで遠出をすることが多い人は、車両保険の加入を検討しましょう。

車両保険料を抑えるポイント

車両保険の加入をする場合、どうしても高い保険料が気になるなら補償条件を見直して保険料を抑えるようにすると良いでしょう。
保険料を抑えるポイントは以下の2点です。

  • 「限定型」を選ぶようにする
  • 免責金額を設定する、または免責金額を引き上げる

補償範囲を検討して「限定型」を選ぶ

車両保険のタイプで「一般型」ではなく「限定型」を選択すると、補償される範囲が狭くなる分だけ保険料を抑えられます。他車との衝突や自然災害、盗難などが補償されれば十分という人は、限定型を選択しましょう。

貯蓄を鑑みてから免責金額を高めに設定する

車両保険に免責金額を設定すると、保険料が安くなります。免責金額とは車両保険を使うときの自己負担のこと。免責金額は「無し」「5万円」「10万円」等の選択が可能です。

自己負担分はご自身で支払えるという人なら、免責金額を設定すると良いでしょう。また、例えば「等級が下がるから10万円以下の修理は絶対に保険を使わない」という場合も、免責金額を付けておいた方がお得です。

車両保険についてのよくある質問

車両保険を使うと損する場合があるって本当?

本当です。車両保険を使うことで修理費用を払わずに済んだとしても、免責金額や等級ダウンによる保険料の値上がりの方が大きい場合は、自費で修理した方が得ということになります。

車両保険と対物賠償保険の違い

補償する対象が異なります。車両保険は「自分」のクルマ、対物賠償保険は「相手」のモノを補償します。

盗難発生した際に車両保険が適用されるのか

盗難でも車両保険は適用されます。「一般型」と「限定型」どちらのタイプでも盗難は補償の対象です。

車両保険以外にどのような補償があるの?

任意保険には、車両保険の他に以下のような種類があります。どのような補償が必要かは、ご自身のカーライフに応じて十分に検討してください。
  • 対物賠償保険
  • 対人賠償保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 人身傷害保険

全損、分損とは?

全損には大きく分けて、クルマの損傷が激しく修理ができない「物理的全損」と、修理は可能だが修理費用がクルマの時価額を上回る「経済的全損」の2種類があります。クルマが盗難された場合も、修理できないので全損扱いです。全損扱いで車両保険が支払われた場合には、クルマの所有権は保険会社に移ります。これに対して分損は、修理費用がクルマの時価額を下回るため、修理費用がそのまま損害額となります。

自動車保険の加入でお困りごとがあるなら

自動車保険で悩んだら、ガリバーにご相談ください。車両保険に加入するかどうか、一般型と限定型のどちらを選ぶかは、使用状況だけでなくクルマの年式や型式からも判断する必要があります。クルマのプロであるガリバーのスタッフが、お客様やクルマに応じて適切な保険をご提案いたします。

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