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スタッフのつぶやき

ワイパー

近年、気温の上昇や大雨の頻度増加など各地の気候変動が進行しており、今後も深刻化してゆく事が予測されています。
8月に線状降水帯が長期間停滞した事で西日本を中心に広範囲に渡って甚大な被害が発生したのは記憶に新しいところです。

雨中の車での外出時、視界を確保できるのはワイパーのおかげ。
年間の3分の1は雨といわれる日本で車を運転する以上、ワイパーは非常に重要な、安全運転に欠かせない装備です。

ワイパー01

ゴムのブレードとバネの反力を利用したアームで構成される、現在のワイパーの原形は1903年にアメリカで特許成立、真空式など、いくつかの進化形が生まれた後、1926年にボッシュによってモーターを使ったものが登場しました。

その後、今では当たり前になっている間欠式や雨滴感知型が登場しましたが、ガラス表面の水分をブレードで親和させて視界を確保する基本的な仕組みは100年以上前から変わっていません。

自動車メーカーや様々なサプライヤーが超音波振動を使ったもの、高周波の撥水装置を使ったものなどを開発してきましたが未だ実用化には至っていません。

車にまつわる様々なものがドンドン進化し、自動車が文字通り『自動』で動くものへと進化を続けていても、『ワイパーの代わりになるものを発明したらノーベル賞がとれる』などと言われている程、コストや使い勝手、性能を考えると現在のものを置き換える程のものを作るのは難しい様です。

ブレードやアームからウオッシャー液を噴霧して走行中の視界をより確保しやすくしつつ、ウォッシャー液の消費量を低減させるタイプが高級車を中心に装備され始めている様に、今後も少しずつ進化していく可能性はありますが、しばらくは従来からのワイパーを使い続ける事になりそうです。

ワイパーブレードは半年から1年毎に交換すべき消耗品です。
夏が終わったこの時期に状態を点検し、劣化している様であれば早めに交換しましょう。


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ワイパー02






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