車下取り価格リセールバリューランキング2009年2月

常に人気ナンバー１！英国ブランドの伝統が人気のポイント「ミニ」

ＢＭＷ傘下となり２代目のミニは、初代ＢＭＷミニのイメージをそのままに、燃費性能や走りに磨きをかけ2007年に登場。人気は変わらず、国産車勢よりも人気が高いクルマです。古くはローバー時代から英国ブランド車ということで人気が高く、ＢＭＷ傘下となってもその伝統をしっかり受け継いでいるところがファン層拡大に繋がっており、ベーシックモデルから高性能モデルまで幅広いラインアップも高いリセールバリューに繋がっています。

広さ。低燃費はライバルに負けない！「フィット」

ヴィッツが作り出したコンパクトカー市場をこのフィットが磐石なものへと築き上げ、２代目は更に磨きをかけて08年にデビュー。08年の新車販売ランキングもカローラをかわし首位奪還に成功。変わらぬ低燃費性能と更なる居住空間の拡大が評価されリセールバリューでは２位の座を獲得しています。ＩＱほど冒険しなかったことが幅広いユーザーに支持され、見事ランキング２位を獲得。国産コンパクトカーで最もオススメできるクルマです。

個性に磨きがかかり安定した高人気を維持する「ｂＢ」

　初代モデルは箱を２つ繋いだような個性的なルックスと、そのスタイルのおかげで広い室内空間を実現し、幅広い年代から支持を受けていました。２代目はボックススタイルを継承しながらも流れるようなボディーラインを採用し、より若者にターゲットを絞りました。中古車ユーザーは比較的若いユーザーが多く、２代目も変わらぬ人気を維持。軽・コンパクトカーブームの影響もあり安定した人気を誇っています。

08年デビュー組で最も注目されたｉＱはランキング５位！

08年にデビューし、コンパクトカーながら軽自動車より短い全長が特徴のｉＱですが、ランキングは５位と低迷？08年に最も注目を浴びたはずのｉＱですが、軽自動車よりも狭い後席が足を引っ張る形となり、注目された割にはランキングは低くなっています。一般的には乗る機会が殆どなくとも５人乗りの設定が好まれ、ｉＱのように割り切りすぎは敬遠される結果となりました。環境に優しく、これからのクルマ作りのひとつの方向性を示したクルマとしては残念な結果となっています。

フィットと並びコンパクトカーのもうひとつの雄「ヴィッツ」

フィットが昨年登場ばかりなのに対し、現行ヴィッツは05年登場と発売から時間が経過しているためかトップ10入りは逃したものの、リセールバリューは平均よりも高く注目の１台です。コンパクトカーも軽市場と同じように次々とライバルが増加し、ランキング上位を維持するのが難しいながらも、登場から４年が経過するヴィッツのリセールバリューは高い評価の表れです。トップ10中トヨタ車は２台のみランクインとなっていますが、ヴィッツの安定人気があるため他のトヨタ車が目立ち難いのかもしれません。